12月1日レポート

50m基本ドリル3種
50m(フォーム確認)
50m×4(タイム計測)
100m×1(タイム計測)200m×2
アジリティトレーニング

個別アドバイス

【りひと】
「周りがふざけていたら自分が誘おう」と宣言しており、実際に行えており、最近はまとめ役として活躍してくれている。動画でフォームを分析し、足の接地が前に外れていることに気付いた。その動きが出来ているケイタのフォームを観察し、自分のものにしようと試みていた。結果50mで9秒台が安定して出るようになった。このような成功体験を積み重ねて、さらに練習を楽しんでいってもらいたい。

【たいせい】
走る時は真面目に行えているが、待ち時間で集中力を切らしがち。ずっと集中しているのは難しいかもしれないが、競技場の邪魔にはならないよう注意していきたい。鬼ごっこ等のゲーム形式のトレーニングでは、ルールを破る子に対して、本気で注意していた。ルールを守り、本気でやることが楽しいとわかっているのはタイセイの良いところなので、行動しては◎。ただ感情的になり過ぎる場面もあるので、大人を頼ってもらってもOK。

【るお】
スタートで力む癖を理解し、50mの1本〜2本は8秒1程度で走り、3本目でタイムを出すなどそれぞれに目的を持って取り組めていた。ただ100mや200mなど長めの距離には苦手意識があり、走らないことが多くなってきている。必ずしも全力でタイムを狙わなくても良いので、フォームの確認や「この力感でこのくらいのタイム」など経験を重ねるだけでも実力は伸びてくるので、長めの距離でも目的意識を持って取り組んでほしい。

【かい】
動画でのフォーム分析をすることが増えてきて、その度にトレーナーに「◯◯を意識する」と発言する良い行動が出てきている。その反面、速い子と走ることを嫌がるようになってきており、競り合う勝負をここ最近出来ていない。それでもタイムを狙えていれば良いが、流して走ってしまうこともあるので、去年みたいに勝負を楽しむ感覚を取り戻してもらえると練習の質も上がってくるかもしれない。

【かずま】
目的意識が薄く、練習に熱中しづらい状態ではあるが、良い傾向としてら友達から「練習しよう」と誘われた時には集中して取り組むことが出来ていた。動作分析や技術練習など細かい練習になかなか興味を示せていないが、ゲーム形式のトレーニングや友達から誘われて楽しめる感じでは深く集中できて、今回はその中で「腕振りを大きくした方がいいかも」と気付きがあったので、今後もその環境作りをこちらからも促していきたい。

【まさき】
200mなどのロングスプリントを得意として、体が前に進む感覚を身に付けることができている。短い距離では力むことが多く、比較的長い距離を走ることで体がリラックスする傾向が見られるためこのような練習を大事にしていきたい。また50m等の短距離では、7割程度の力で走るなどして力む癖を修正していきたい。つま先接地や足のたたみなどの基礎フォームをきちんと行えているため、リラックスをテーマに練習を積み重ねていきたい。

【せいごう】
久々の練習ということもあり、ピッチが上がらない様子で本人も感覚として気付いていた。腹筋、腸腰筋など股関節を曲げる筋肉が上手く働いていないことで反り腰のようになっていた。それを改善するためのアップのメニューを4つ提案した。自主練も継続的に行えているようなので、その際も取り入れてほしい。また自主練のメニューも提案させてもらったので、とりあえず今月は焦らず、元の状態に戻すことに専念してほしい。

【ゆう】
鼠蹊部の痛みが減っていなかったので今回は8割くらいの出力で参加を促した。伝えたケアは継続しているがまだ改善されていない。リハビリの次の段階としてお尻の横(中臀筋)の弱さが原因で鼠蹊部の痛みが出ているため、筋トレを提案。身長や筋肉の発達でアンバランスが出てきているので、怪我のケアもしつつ、バランスを取るためのトレーニングを今後も提示していきたい。

【しゅん】
腕振りに重きを置いて練習していて、動画での分析もして肩が上がっているなども発見。それを意識して練習に取り組めていた。走る前に肩を回したり肩甲骨を下げるワークをすると改善傾向に向かう様子だったので、今後も継続してみてほしい。走っている中の意識だけで改善するのは限界があるので、走りやすい状態をウォーミングアップで行うのは重要。一番速い状態は意識していた動きが無意識になった時なので、根気よく継続してみてほしい。

【せいじ】
今回は50mで9秒30と好タイムを記録。つま先からの着地で跳ねるような走りになっていたのが主な要因と思われる。次の疾走では踵着地になっており10秒台にまで落としていたので、引き続き着地には意識を置いて取り組んで欲しい。100mや200mなど長めの距離でも最後まで集中力を切らさず本気で走り切れていた。それによって先輩たちにも刺激を与えているので、今後も最年少ながら周りを引っ張る存在として活躍してほしい。

【けいた】
50mで7秒8台を3本出し、自己ベストを更新。100mでも15秒8と自己ベストで最近さらに調子を上げてきている。200mも35秒を切ると目標を立てて臨み、結果37秒であったが前半から積極的なレースが出来、気迫を感じた。調子の良い時は着地位置を重心近くに持ってこれており、跳ねるような走りとなっている。腿が高く上がっていることも特徴であるので、まずはこの感覚を忘れず、毎回再現できるようになってほしい。

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