8月11日レポート

四つん這い走り(体幹トレーニング)
50m×1(フォーム確認)
50m×4(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
リレー

個別アドバイス

【すみれ】
上体が前に倒れることから足が後方に流れやすいという課題が段々と改善されてきている。本人の意識もあると思うが、足を引き上げる腸腰筋や腹筋群が強化されてきている。走っているだけでも強化されてくるが、個別に筋トレで刺激を入れてあげることでさらに効果的に鍛えられてくるので、今一度地道なトレーニングにも目を向けてほしい。タイムも8秒0と着実に底上げされてきているので、また身体やフォームに変化を求めてもう一段階の成長を期待したい。

【るお】
今回はトップグループで積極的にレースをして、50m7秒85、100m16秒5とどちらも好タイムを記録していた。以前は負けることでモチベーションを落としてしまいがちであったが、今回、前にいる人を必死に追いかける形で記録を出せたのはメンタルとしての成長も大きい。練習後も「追加で50m/100mを測りたい」と言ってくるほど記録を出すことに強いモチベーションを感じているので、あとは長期的にモチベーションを維持していくための目標を一緒に見つけていきたい。

【かい】
フォームの分析を自分だけでなく他のメンバーのも行っており、高い走力を持っているからこその説得力でアドバイスを出来ている。ただ一度ふざけてしまうスイッチが入ると、その日は集中力を切らしてしまい走っている最中にお喋りをしてしまうなどの行動が目立ってきてしまう。周りのメンバーから尊敬されている存在でもあるので、自分が頼りにされていることを自覚してトレーニングに取り組んでいって欲しい。

【とうわ】
50mは特に最近上り調子であったが、今回100mでも13秒5と自己ベストを更新。骨盤から足を動かており、ダイナミックな走りがさらに馴染んできている。肩がやや上がり気味であるので、壁を使った肩甲骨ストレッチを継続して行って欲しい。今回もリーダーシップを発揮してくれており、リレーのチーム決めからチームの士気を上げる声掛けまで仕切って行えていた。他人の気持ちや全体の流れを把握する力に非常に長けているので、とても頼りにしている。

【せいごう】
今回も高水準で好記録を出していたが、やや上に浮き気味の走りであった。着地の技術が高いので地面からの反発を活かせているというプラスの面でもあるが、上に浮く力を進行方向に変換する必要があるので、”地面を押す意識”で離地位置を後方にズラしたり、前傾にして重心を前に倒すなどして調整できると◎。感覚に敏感な正剛には一本毎にフォームを修正してタイムを上げていくことを期待したい。

【りんたろう】
今回50mで7秒96と初の7秒台をマーク。しばらく自己ベストを更新できず苦しんでいたが、今回大きく自己ベスト更新し、ライバルとの順位も上位に変わってきていた。フォームについて、いつもより前傾が深く見え、それでいて弾むような走りであったので足を体の前方で回転させられていた。ただ具体的に考えすぎると動きを再現するのは難しく、重要なのは本人の感覚であるので、今回の走りのなんとなくの感覚を忘れずに次回へと繋げていってほしい。

【せいじ】
今回は一段と前傾角度が深く、踵からの着地になりがちであったが9秒台で安定していた。本能的に走るというのも重要であるが、今後出力が上がってきた時に腿裏に大きく負担がかかる走りでもあるので、着地位置については今のうちに改善させたいところ。セイジ自身、身体を前に倒して走りたいという感覚があるので、前傾状態でも足が上がるように、腸腰筋など足を上げる筋肉のトレーニングを継続して行ってほしい。

【りょうた】
フィジカルトレーニングの四つん這いで行う”犬走り”ではメンバーの中でも上位を取り、決勝戦へと進んでいた。体の器用な使い方が出来るので、フォームも柔軟に変えていく素質がある。だからこそ現在のフォーム修正段階ではフォームが毎回安定せず、タイムも変動しやすいので、タイムに落ち込みすぎず淡々と取り組んでいって欲しい。つま先着地は行えているので、次は着地位置を重心近くに持ってくること。「背筋を伸ばす」「腿を高めに上げる」などの意識で走ってもらうと改善してくるかもしれない。

【かずま】
ウォーミングアップの時点から、腕振りで肩を上げないように意識するなど目的意識を持ってトレーニングする事ができていた。姿勢を安定させてバランス良く後半までく走れるのがかずまの強み。
今後の課題としては、ストライドを向上させて、後半の走りをさらに伸ばすこと。骨盤を使う事や、地面についていない方の足を振り出す力を使えると◎。

【しゅん】
以前から取り組んでいた、体の前傾を使ってスタートするフォームが身に付いてきている。大きな伸びしろとしては、腕振り。前に腕を振る際に肩が上がってしまい、可動行きが狭くなってしまっている。肩を下げた状態で腕を大きく前後に振れると大きな推進力を得られる。きちんと走った後に映像を確認し、学びを深める意欲も見られているため、引き続き学びを深めていってほしい。

【なな】
尾てい骨の痛みがあったため、7割程度の力で練習行ってもらった。尾てい骨はもも裏の筋肉や、背中の筋肉ともかかわりが強い場所であるため、完治までストレッチなど継続して行っていってほしい。
走りに関しては引き続き大会を想定して、スタートで大きなストライドで走る練習を繰り返した。徐々に腕振りの可動域も大きくなるなど、スタートでのスピードが向上してきているため継続して練習していきたい。

【けいた】
ダイナミックな腕振りと、スタートでの深い前傾姿勢がけいたの強み。今後の伸びしろとしては、中盤から後半にかけての走り。足が後方に流れてしまい、ピッチが低下してしまう走りになっている。前傾姿勢を徐々に浅く調整することと、ももを前に出す意識を強めることで改善が図れる。ウォーミングアップのジョギングや、スキップの時点で姿勢とももを前に出す意識を試していて欲しい。

【りひと】
他人を意識して練習に集中できないこともあるが、今回は自分のフォーム作りに意識を集中してトレーニングに臨めていた。特にスタートでのフォームを修正し、コートから指導された肩を下に下げてリラックスすることも取り入れることができていた。集中して練習を積めることは以前もあったが、その次の練習の際に結果がすぐに表れない努力をやめてしまい、学んだことを忘れてしまう点がみられる。きちんと高い集中力で学ぶことができているからこそ、これを継続させて学びを蓄積させることで、自身の成長を感じてほしい。こちらも成長が感じられるような声掛けを行っていきたい。

【りさ】
りょうたとフォームについて意見交換を行うなど、互いに良い影響与えあいながら練習することができている。また、練習前にコーチに対して今日のトレーニングの狙いを伝えるなど、目的意識を明確に持った練習が行えている。つま先での接地や、足のたたみを意識してフォーム修正を行う。足のフォームに関しては安定してきているため、腕振りをリラックスして行えるように注意していきたい。

【たいせい】
地道に基礎フォームを試すことができている。時折りひとと喧嘩になってしまい、練習に身が入らなくなることもあるが、すこしずつ練習に集中できる時間が多くなってきている。特に同世代であるせいじと切磋琢磨する中で、基礎フォームを意識しようとする行動が増えるなど良い相互作用がみられる。
まずはつま先接地、足をたたむこと、腕振りを前後方向に大きく行うことなどの基礎フォームを大事に努力を積み重ねていきたい。

【なお】
スタートからきちんと体を前傾させて足が後方に流れる傾向があり、ピッチの減少を招いている。特に人と競り合う場面ではこの傾向が強くなり、後半の走りで大きく減速してしまうことがある。前半では前傾姿勢、後半の走りでは直立姿勢と姿勢の変化を作ることができると◎。また、ピッチに関してもスタートでは大きくゆったりと出て、徐々にピッチを速く変化させることができると後半減速せずに高いトップスピードを維持することができる。

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