7月28日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×4(タイム計測)100m×2(タイム計測)
30m×4
リレー

個別アドバイス


【とうわ】
重心を着地足の真上にずらす側軸という動きが強調されてきており、腕振りもやや脇が開き横振りの成分が入ってきている。これは個性を作る動きでもあり、この走りが定着した時にタイムが伸びる可能性もある。この走りを活かす上では骨盤動作(特に上下)もさらに強調させた方がバランスが取れてくるので、骨盤の動き作りも続けつつより胴体部をダイナミックに動かす走りを目指していってほしい。

【せいごう】
度々足に痛みを訴えるが、出力を抑えてフォーム意識の疾走を入れたり、数本はタイムを狙ったりなど、ダメージを計算して練習を組み立てられている。ただ痛みが慢性的に続くようであれば数週間単位でダッシュなどの瞬発的な動きは控えた方が良い判断もあるので、相談しつつ進めていきたい。大会前であるので今は一旦新しいフォームを習得するというよりは今のフォームをより定着させることを目的に練習をこなしていってほしい。

【すみれ】
腕が体から離れて前方に抜けやすい腕振りであったが、段々と体の近くで上方向に振れるようになってきている。上体が常に前傾しているフォームであるが、この腕振りの変化によって足が流れにくくなってきている。ただしまだ改善されている訳ではないので、この変化をより強調させる形でバランスをとっていってほしい。比較的スタートに伸び代を残しているので、スタートでは特に腕振りも前方でダイナミックに、足を上げて流さない意識を持てると加速しやすくなってくる。

【はるま】
足が後方に流れる動きがかなり改善されてきている。まだ完全ではないが、足を前で回転させる意識をより強調させてバランスをとっていってほしい。良い意味でタイムに一喜一憂することが減ってきており、「この感覚ならこのタイム」と冷静に経験を積み重ねるマインドが出来てきている。もともとチャレンジ精神が旺盛であるので、このマインドをとても大切なので、練習ではトライアンドエラーを出来るだけ多く繰り返して、大会での結果に繋げていってほしい。

【たいせい】
最近は特に自分のフォームに興味を持ち始めており、食い入るように動画で走りを確認している。着地や腕振りを主にチェックしており、最初の動画確認でその日のテーマを自分自身で決めて取り組んでいる。フォームの変化でタイムが変化してくることが経験としてわかってきているので、段々と走りの感覚をなんとなくでも言葉にして話せるようになってくると◎。そうするとトレーナーや他のメンバーからもアドバイスがもらいやすくなり、結果的に走力を高めることに繋がるので、言語化能力も高めていきたい。

【りひと】
負けることに強い抵抗があり、途中で力を抜いてしまうことが多々あったが段々と改善されつつある。「この走り方だとこのタイム。次はこれを試そう」と建設的に失敗と成功を繰り返すことが重要であり、いざ勝負の場で最大のパフォーマンスを出すことが本質となる。走るメンバーを変えたり、レーンを離してスタートするなど自分に集中できる環境を作ってもいいので、より練習の質が高まるように考えて取り組んでいけるようこちらも協力していきたい。

【せいじ】
脇を開いて腕を振り気味であったが改善傾向にある。より直線的な動きが強調されつつあり、それに伴い50mが9秒台で安定してきている。まだ走りに強い拘りがある訳ではないので今のうちに柔軟にフォームを変化させて基礎的フォームは習得していってほしい。次の改善点としては、足が後方に流れがちであるので腿を上げる意識して、足を体の前方で回転させる感覚を身に付けていってほしい。宿題で出している”肘に膝をタッチする筋トレ”も足を引き上げる筋肉の強化になるので引き続き継続してほしい。

【あやの】
つま先からの着地を今回のメインテーマとして意識して走れていた。腿上げをすると自然につま先からの着地になるので、腿上げから段々と歩幅を広げていく感覚で走りに繋げていけると◎。そのためには腕も大きく振らないとダイナミックに動く下半身に振り回されてしまうので、同時に腕振りも改善していきたい。まだ走りのフォームに拘りや癖がないので基礎的フォームを早々に習得していきたい。速く走りたいというモチベーションはあるので、体力の無理ない範囲でテンポよくアドバイスを提供していきたい。

【るお】
初出場の陸上大会を意識した練習を行うことができている。スタートではクラウチングスタートを練習することや、自分よりも速い子と積極的に走るなど、本番を想定したトレーニングを行っていた。自ら”トレーニングをこのような内容で行いたい”など、コーチに積極的な提案をする場面が増えてきた。
クラウチングスタートでは慣れない深い姿勢で前転ぶようなこともあったが、1歩目の角度を45度に意識する事で安定した加速ができていた。この意識を大事にしていきたい。

【かい】
お腹の調子が悪く、腹痛があるためできる範囲での参加としてもらった。話を聞くとサッカーの疲れもあり、夏バテ気味であったことも影響している様子。日ごろから水分摂取をこまめにするなど、体調管理に気をつけて、疲労の管理を行ってきたい。
走りに関しては依然として高いレベルの走りができているが、安定して50m7秒台を出すレベルには達していない。苦手なスタートからの前傾姿勢を身につけていきたい。

【けいた】
相変わらず自分よりも格上の選手と積極的に一緒にトレーニングするなど、意欲的な姿勢が多く見られている。ただ走るだけでなく、自分より速い人がなぜ速いのかと言う点を観察し、自分に生かそうとする応用的な目線を身に付けつつある。けいたは走りを見て分析する能力が高いため、他の人の走りを分析し、自分に必要な点を整理していく癖をつけれると◎。
走りに関しては、現状の上半身を連動させる意識で今後もトレーニングを重ねていきたい。

【かずま】
長所である”後半の伸び”を生かした走りに変化してきている。以前課題であった肩がすくんで肩甲骨周りが力んでしまう癖は徐々に改善してきており、腕振りの可動域が拡大されている。基礎的なフォームは安定して行えているからこそ、今後は応用的な要素にチャレンジしていきたい。特にスタートからピッチを上げすぎてしまい、得意の後半の走りに疲労が残ってしまう場面が多く見られる。前半は大きくゆったりと出て、後半から徐々にピッチを上げていけると、さらに高いトップスピードを期待することができる。

【りんたろう】
持ち前のポテンシャルだけでなく、きちんと基礎を意識したフォームに変化してきている。これにより後輩の子に対して、映像を見て動作を分析し、アドバイスを行う場面などが多く見られている。きちんとコーチの教えを理解している事、先輩としての責任感を徐々に持っている事が見受けられる。今までになかったりんたろうの人間性の成長であるため、今後も促していきたい。
走りに関してはやや前傾が強まり、足が後に流れるフォームに変化してきているため、ももを前に出す意識を強く持っていきたい。

【りゅういち】
基礎フォームを習得するだけでなく、走る前にコーチに対して”今日はどの点を気をつけるか”という目標設定を自ら話すことが増えてきている。目的意識を明確にもった練習が行えている証。なかなかタイムに変化が現れない中でも、自ら問題点を考えて努力する事は大人でも難しいことである。この向上心は今後も大事にして言ってみて欲しい。
顎が上がる癖は徐々に改善されてきているため、今後はこの姿勢のまま腕振りをダイナミックにさせていけると◎。

【しゅん】
つま先接地や腕振りなど基礎的なフォームに関しては大方習得することができている。今後は応用的な要素として、前半は前傾姿勢➡︎後半は直立姿勢と姿勢の変化を走りの中でつけていけると◎。特にスタートにおける姿勢は大きな伸びしろであり、現場ではスタート直後に直立姿勢となってしまっている。走り始めから15m程度は前傾姿勢を維持できると大きな加速力を使うことができる。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アルファプラス

東京都杉並区の済美山陸上競技場で活動する陸上クラブ/かけっこ教室!
練習を強制されず、自ら楽しむ自立したアスリートを育成します!
アルファプラス

ケンちゃんTwitter