5月22日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×3(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
25秒間走
リレー

個別アドバイス


【ゆう】
100mが15秒中盤で安定しており、50mのタイムに比較して速い傾向にある。スタート〜加速区間のフォーム改善でよりタイムを上げられる可能性が高い。一歩目は股関節を伸ばす動きが重要になってくるので、最初の腿上げやスキップでも意識して行えると◎。同じ実力のメンバーも数人いていつも意見を交わしている良い環境にいるので、いろいろとフォームを試していって欲しい。

【なな】
最近は100mのタイムが好調で自身も「15秒台を出す」と意気込んでトップの組で走っていた。メンバーが緩い雰囲気になった時も「タイムを狙う」と集中モードに入れるのはナナの強み。その姿勢に女子メンバーもつられてやる気を出す場面が多々あり、良い刺激を与える存在となってきている。「次に記録を狙うから今は流す」と練習に緩急をつけられているのも良いことだが、流している時に何か一つでもフォームを意識できるとより良い練習になってくる。

【はなえ】
フォームを意識する疾走と、タイムを狙う疾走を分けて考えて取り組めていた。段々とフォームを意識した時でも自己ベストに近いタイムを出せるようになってくるとフォームが定着してきた証拠で実力も伸びてくる。技術的には前に進もうとする気持ちが強く上体が前に倒れて足が後方で回転しがちなので、スピードが乗ってからは上体をもう少し起こす意識ができると◎。女子メンバーとも仲が良く、楽しく意識高く練習に取り組めている。

【りゅういち】
以前は集中力を切らしてしまったメンバーにつられて遊んでしまう場面もあったが、最近は注意する側になってきている。順位やタイムを意識して、より真剣に取り組めてきており、無意識のうちに低学年のメンバーを引っ張っていけている。フォームも安定してきているので、あとは50mなどの短い距離のダッシュやジャンプ系のトレーニングを繰り返し、瞬発力を上げていけるとタイムは右肩上がりで伸びてくる。ただ筋肉の成長やその日の調子でフォームも変わってくるので都度崩れないよう話し合いをしながら調整していきたい。

【りんたろう】
久々に8秒2台を出し、自己ベスト更新。上体が前に倒れ気味で足が後方に流れ、踵からの着地になってしまうのが改善点であったが、上体が倒れながらも腿を上げて足を前で回転させようとしており、個性を活かした走りににりつつある。前傾しながら腿を上げるのには腸腰筋などの筋肉が重要な働きをするので、マウンテンクライマーや腿上げ、膝を上げたジャンプなどがこのフォームを活かすトレーニングとなってくるので、走りに活きると意識をして取り組んでいってほしい。

【しゅん】
50mも走る毎に順調にタイムを伸ばしており9秒2と8秒台目前のところまできている。つま先接地や腕振りは習得しつつあるので、次のステップは、”足の畳み”と言われる足の回転位置。足を後ろから前に持っていく際は、踵がお尻にくっつくほど高い軌道で持っていけると良いので、ウォーミングアップでやっている踵をお尻にくっつける腿上げからの走りで習得を目指していってほしい。フィジカル面としては前腿(大腿四頭筋)の柔軟性も重要になってくるので日々のストレッチに取り入れてほしい。

【かずま】
50mではフォーム意識の疾走でも8秒6で走れており、本人も「思ったより速かった」との感覚。フォーム意識でもある程度の速度で走れることは重要で、全力の走りにその動きを活かせる段階にまできているので、全力の速度でもフォームを変化させていってほしい。100mも15秒という目標を持ち意識高く取り組めている。一流選手でも100m後半はどうしても減速してしまうので、そこでいかにスピードを維持できるかが勝負となる。つまり同じスピードでも楽に走るフォームを見つけることが重要となるので、フォーム意識の疾走ではこのことも追加で意識してほしい。、

【りひと】
実力の近いメンバーとの順位を意識して全本全力で行えている。勝てた時は素直に喜び、負けた時でも落ち込むことはなく、悔しさを次に活かせているので取り組む姿勢は素晴らしい。フォームについてはつま先接地や腕振りは安定して行えてきている。これらがより無意識で行えるようになるとギコちなさが抜け、タイムに繋がってくるが追加で意識してほしいのは、この形でより歩幅を広げること。臀部や腿裏の筋肉が発達すると力強く地面蹴って歩幅を伸ばせるが、まずは走っている時の意識で挑戦していってほしい。

【ゆうま】
ほぼ無風状態であったが、50mでは7秒0連発、100mでも12秒台まであと一歩というところまで持っていけていた。実力的には過去最高のパフォーマンスを出せていた。フォームの伸び代としては、腿を上げるときに一瞬猫背を作り骨盤を後傾させることで腿を上げやすい状態を作っている。これを腸腰筋の力で引き上げられるようになると骨盤の後傾をここまで作らずとも腿を上げられるので、マウンテンクライマーや腿上げ等、地道なトレーニングにもまだ伸び代を残している。

【ゆうご】
常に何かしらのフォームを意識しており、都度トレーナーにもアドバイスを求めてくるなど取り組む姿勢としては素晴らしい。本人にも指摘したが、頭部が前にいきがちで、そのせいで腕を引いた際に肩甲骨が挙上し肩が上がってしまっている。首周りの力を抜いて頭部を引っ込めるか、胸を前に出す意識などを試して改善を狙っていってほしい。それで改善できない場合は肩甲骨周りのストレッチを伝えるので、今回に限らず「意識しても改善できない」場合は相談してほしい。

【たいせい】
今回もつま先着地や腕振りなどは意識しつつ全力で取り組めていた。フォームについては足の着地位置をもっと重心寄りに寄せることで腰の位置が上がり跳ねるような走りへとなってくる。この形の意識の仕方としては、「足が地面についた瞬間跳ねる」「地面についている時間を短くする」などになってくる。地面がマグマになってる等のイメージでも良いので、タイセイと話し合いをしながら最適なイメージを作っていきたい。

【せいじ】
スタートから9歩目の腕振りが少しずつ身に付いてきている。次のステップとして、腕振りを大きく行うことと同時に前足の股関節をうまく使って地面を切れると◎。中盤から後半にかけての走りは非常に良い加速ができているため、まずはスタートのフォームを完成させていきたい。コーチの話をきちんと聞いて少しずつフォームを完成させることができているため、この意識で練習していきたい。

【すみれ】
以前はよく見られていた顎が前に出て腰が反ってしまう姿勢の崩れがなくなってきている。これは200mや 25秒間走などのロングスプリント種目を丁寧に取り組めている証。
高いスピードを維持しながら長い距離を走るためには、反発を受けやすい姿勢を身につけることが必須。これが習得できてきているため、以前は減速してきた後半局面も高いスピードを維持することができている。今後もより反発を感じれる姿勢を試行錯誤していきたい。

【はるま】
最近は骨盤を使ったフォームにチャレンジしている。足以外の部位を使用することで下半身の疲労を最小限にとどめ、後半伸びのある走りをすることができるメリットがある。以前より上達してきてはいるが、同時に姿勢が崩れる場面も増えてきている様子。スタートで前につんのめることや、後半走っている際に体を強く捻りすぎている姿が見られる。体の中心を使うフォームができているしるしではあるが、次のステップとして最小限の骨盤の動きで地面をキックできるよう、動きの幅を小さくすることに挑戦していって欲しい。

【ゆうき】
依然として友達と言い合いをしてしまう場面が多く見られる。決してゆうきだけが悪い行いをしているわけではなく、後輩の子が嫌な思いをしていることをかばおうとして喧嘩に発展してしまっていることなどが多い。正しい行動ができているからこそ、言葉遣いや反応の仕方をより冷静に行動できると良い。正義感が強いゆうきだからこそ、より冷静に議論し、大人をきちんと頼る冷静な行動をとっていってほしい。

【ちさき】
フィジカルトレーニング、ダッシュトレーニング共に正確な姿勢コントロールを発揮できるのがちさきの強み。これによりきちんと反発を受ける姿勢が作れているため、後半伸びる走りが行えている。伸び代としてはスタートのフォーム。前傾姿勢を作ろうとする意識は良いのだが、猫背姿勢になるように胸を丸めて前傾を作ろうとしてしまっている。一部分を丸めるのではなく、つま先から頭まで全体を前に傾ける感覚を養えると◎。

【じょうたろう】
以前よりも姿勢の作り方が上達してきている。以前から強みとしていたスタートでの前傾姿勢だけでなく、そこから徐々に姿勢を起こして反発がもらいやすい姿勢に変化させていくことが徐々にできてきている。今後ラグビーの中で多様性のある走りが行えるように、短い距離だけでなく100m程度を減速することなく走りきる技術を身に付けていきたい。次回の練習では足の入れ替え等の応用的フォームに挑戦していきたい。

【ひろ】
苦手であったスタートの前傾も少しずつ習得してきており、全体的にバランスの良い走りができている。今後さらなるレベルアップを目指していくためには、骨盤などの胴体を使う応用的なフォーム等が必要となってくる。体幹の筋力が高く、姿勢が安定しているひろだからこそ、骨盤の動きや体幹を左右に揺らすような変則的な走りもチャレンジしてほしい。自分に合った個性的な走りを見つけるためにも、他の子の走りを研究してみることや、あえて応用的な走りにチャレンジしてみることが必要となってくる。こちらもひろにあったようなフォームを提案していきたい。

【りさ】
引き続きスタートからの前傾姿勢に注意してトレーニングを実施していた。また本人から走った後に踵がお尻につけていたかや、つま先から接地できていたかなどを確認する行動が頻繁に見られた。積極的にフォームを修正しようとする意識が向上している。
基礎フォームはきちんと行えているため、今後は人と並走する中でも7割程度の力で走るなどして正しいフォームを作る練習を多く行っていきたい。

【とらのすけ】
友達と言い争いになってしまう場面があり、冷静さを失ってしまうことも見られた。しかし、コーチと話をする中できちんと冷静になり、何か言い争いが起きてもその場では言い返さずに大人に報告して対応を待つといった感情的にならない対処法をしてくれていた。コミニケーション能力が高く、後輩からも慕われているため、とらのすけが冷静な行動を行ってくれると、チーム全体が背中を見て皆が良い行動を取るきっかけとなっている。今後もムードメーカーとして、後輩たちの良き先輩として行動していって欲しい。

【とうわ】
前回の練習から良い調子を保っており、100mに置いて好タイムを連発している。前傾姿勢を作ってピッチを無理に上げていく走りから、少しずつピッチを高い回転数に上げていく走りに変化させているのが良い点である。たまに周りの子の走りにつられて前傾姿勢を深く出しすぎてしまい、足が後方に流れる場面も見られる。そのため、自分が最も高いトップスピード出せるピッチの上げ方を無意識で行えるように繰り返していきたい。

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