5月15日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×3(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
200m(タイム計測orウェーブ走)
リレー

個別アドバイス

【ゆう】
重心が上がってきておりフォームがより安定してきている。最後のリレーでは100mラップも15秒程度で通過。タイムも高水準で安定しているが、もう一段階上がるためにも変化が欲しいところ。着地する地面への入射角度や着地の音に着目すると結果として重心位置も上がるのでユウには良いかもしれない。無難なタイムを出すより、落ちても良いのでチャレンジするマインドに持っていけると中長期的に成長していく。

【なな】
100mで16秒1と15秒台手前まできている。ここ最近はさらに調子を伸ばしている。他のメンバーと比べても着地位置が重心に近く、着地時のブレーキが少なく重心位置が高いのななの強み。重心を上げる改善は難しいところなので、なな自身が着地の感覚などを言語化出来ると周りのメンバーにも非常に良いアドバイスが出来る。ななの課題としては肩の上下動と頭部の安定性に欠けるところなので、まずは腕振りの感覚をいろいろ変えてみて安定する感覚を探していって欲しい。

【せいごう】
1000mで13秒台を出すことが本人の中では普通の感覚となってきている。タイムは成長⇨安定⇨成長と繰り返すことが多いので、まずは13秒台で安定させられたことは◎。正剛は次々にフォームを変化させるチャレンジ精神が旺盛なので成長のスパンが早い。次なる変化を探すのは正剛自身ではあるが、アドバイスとしては腕や足などをより胴体部に近い根元で動かせる意識を持てるとさらなる成長が見込める。

【とらのすけ】
面倒見が良いので後輩からの信頼は厚いが、自分自身が練習を流してしまう場面が多くなってきている。必ずしも自己ベストを狙うほど全力で走る必要はないが、「このフォームを意識する」「そこそこのタイムをいかに力を抜いて走るか」などポジティブなテーマを一本一本に持てると走力も上がり、その取り組み姿勢でより後輩たちからリスペクトされる存在となってくる。

【ひろ】
腿を上げる動作がいつもより向上しているが、依然として踵からの着地はなかなか改善出来ていない様子であった。原因を技術的に言えば足を下ろす意識が強く、通常よりも着地のタイミング早い。そのために重心から前方寄りに離れた位置に着地しブレーキが大きくなっている。最近は毎回アップで腿上げをやっているが、その場の腿上げから走りに切り替わるどのタイミングで踵着地になっているかを自ら理解し、そこの感覚の違いを理解することも重要となってくる。

【もりかい】
50mでは8秒台をマーク。伸び悩んだ時期も気持ちを落とさずに「どうしたら速くなるのか」と気持ちを前向きに持てたことがここ最近の成長へと繋がっている。また、その時期につま先着地や腕振りなど基礎的フォームを習得しているので、まだこの成長を続きそうな流れを感じる。あとは顔が下を向いたり顎が上がったりなど頭部の安定性に欠けるので、まずは意識的に改善を試みて欲しい。

【りさ】
今回も先輩を追い抜いてやろうという勢いで練習に取り組めていた。ここ最近はより腕振りがダイナミックになってきている。安定したフォームではあるが、その中でも変化を求め続けようとする姿勢は◎。腿裏の筋肉やお尻の筋肉を鍛えるとさらに力強い一歩を繰り出せるので、中長期的な視点を持ってフィジカル面のトレーニングも積めるとさらに実力を伸ばせる。りさの頑張りのおかげで先輩たちも手を抜けない状況となっている。

【ゆうご】
今回はフォームが非常に安定していた。力が上に抜けやすいフォームであったが、上体をやや前傾させることで抑え、それでいて腿も高くまで上げて体の前方で足を回転させられていた。足を上げる筋肉、腸腰筋などが発達していないと出来ないフォームなので、ユウゴの強みを活かせている。あとはこのフォームを100%の速さで走った時に再現できるかが勝負なので、積極的に試していって欲しい。

【りんたろう】
ここ最近は自己ベストを更新できずにいるが、上体の前傾角度や腕振りなどフォームを変化させる疾走が増えてきている。それによってタイムが落ちることもあるが、上手くいかない方法が一つ見つかったと思い、気にせずチャレンジし続けていって欲しい。ただ、依然として足が後方に流れがちであるので、例えば着地する時の足の地面への入射角度や着地音などに注目してみると走力を伸ばせる改善が出来るかもしれない。

【ゆうき】
得意のスタートのフォームが少しずつ身についてきており、50mで好タイムを連発することができている。体を前傾させるイメージや、つま先で接地する意識がついてきている。1本1本の走りで本人が強く意識してトレーニングしている証。トレーニングに関しては高い意識で臨めているものの、先輩とのコミュニケーションにおいて感情的になる場面が多く、荒っぽい言葉遣いになってしまっている場面がみられる。冷静になった後に本人にその旨を伝えるときちんと理解できるため、少しずつ修正していきたい。

【とうわ】
足が後方に流れる癖が着実に修正されている。体の前傾具合を微調整することや、足の入れ替えの意識が正確に行えている。その結果、100mにおける後半30mで伸びる走りに変化してきている。以前は、無理してピッチを上げて足に疲労を作ってしまう走りであったが、最小限の力で加速する走りが習得できてきている。今後は、骨盤の動作などの足以外で駆動する応用的フォームも身につけ、後半に向けてさらに足の疲労を最小限にする走りを模索していってほしい。

【ゆうま】
スタートから10mの付近で足がわずかに流れてしまう傾向を本人が理解し、修正に励んでいた。先週の時点ではわずかに足が巻き上がる軌道になっていたが、地面を押す意識に変化させると改善みられる。すでに200mなどのロングスプリントも減速することなく走り切れる技術がある。そのため、今回のように前半部分のフォームの細かな修正により、後半の走りに少しでも余裕を持たせるフォーム作りを行っていきたい。

【はるま】
接地位置や誘客の足の軌道など、基礎的なフォームに関しては正確に行えてきている。さらなるレベルアップをするためには、応用的なフォームが必要となることを本人も理解して試行錯誤している。特に注力しているのは、骨盤の動き。スタートの加速が持ち味のはるまが、加速局面で骨盤を使って走ることができれば後半に向けて足の疲労を最小限に抑えることができる。中盤から後半にかけての加速力やトップスピード維持する能力を上げていきたい。

【りゅういち】
つま先接地や、かかとをお尻につけることなど基礎的なフォームに関してはいつも自主的に考えてトレーニングに臨んでいる。最も修正に苦労しているのは頭の位置。7割程度の出力でフォームを意識している走りではキレイな姿勢で走れているが、全力で走る場面や競争する場面では顎が上がり、体が沿った姿勢となってしまう。練習終わりに指導したジャンプ→もも上げなどのトレーニングで顎を引く姿勢を身につけていきたい。


【すみれ】
顎が上がる癖が修正されてきており、体幹部が常にきれいな姿勢を保てている。以前は200mや20秒間走などのロングスプリントでは、体が反ることや顎が上がってしまう癖がみられていたが、改善が見られている。基礎ドリルやフォーム作りをきちんと意識して取り組んでいる証である。ここからさらにレベルアップするためには、依然取り組んでいた骨盤の動作などの応用的フォームにも取り組んでいきたい。

【まさき】
ウォーミングアップが始まった直後はなんとなくトレーニングに対しての前向きになれず、集中力を切らしている印象であった。苦手な練習や、友達に負けてしまうトレーニングでは、失敗を恐れる気持ちが先行してしまう印象。しかし、その練習の重要性や、正樹が取り組むべき点についてきちんと話をすると、その後は誰よりも高い集中力で取り組んでくれた。負けたくないという気持ちを持っていることは非常に良い点ではあるが、練習では自身の成長に集中して取り組めると◎。基礎フォームもきちんと理解して行えているため、今後は足の入れ替えや骨盤動作などの応用フォームに取り組んでいきたい。

【じょうたろう】
踵の痛みを訴えたため7割程度の走りで練習を行ってもらう。アキレス腱が骨についている場所に痛みがあり、ここはオスグットと並んで好発する成長痛の部位である。アキレス腱のストレッチやハムストリングスのストレッチを継続してケアを行っていきたい。万が一腫れや、熱を持ってしまうなどの炎症所見があれば、骨に異常があるケースもまれに存在するため、整形外科の受診など検討したい。

【かずま】
全力で走る場面や競争する場面ではフォームが崩れ、腕振りが横方向になってしまう癖があった。しかし少しずつ地道に意識を積み重ねて修正が進んでいる。腕を後ろ方向に引くイメージを持てるときちんと縦方向に腕振りができる様子。次の段階としてただ後に腕を引くのではなく、特に腰付近を素早くチョップするイメージを持っていると力を入れている時間が短くなり、走りにキレが生まれる。力を入れる時間やタイミングを次回は意識して、走りのフォームを作っていってほしい。

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