2月13日レポート

50m×1(フォーム確認)
50m×5(タイム計測)
100m×1(タイム計測)
200m80m
100m×2(タイム計測)

個別アドバイス

【ゆうま】
追い風の中ではあるが100m13秒0と素晴らしい記録をマーク。本人曰く走り方を変えたとのことで、スタートからの加速で前傾を意識して重心優位で進むというもの。前傾した状態でも腿を上げられる筋力があるユウマだからこそのフォーム。あとは足首、膝、股関節の着地時のブロッキング技術も同時に高めていくことで、前傾しつつもバネバネしい走りとなる。

【りゅういち】
自分よりレベルの高い相手に追い付こうとする場面があり、その時に50m9秒台をマーク。腿を上げる意識を入れているのか、今回はほぼ足が流れずつま先からの接地も行えていた。速くなることを模索する場面が増え、過去のアドバイスからもヒントを引っ張り出してきている。良いフォームで走ることによって練習の質は格段に高まるので、この調子で頑張ってほしい。

【とうわ】
トップグループのユウマ、セイゴウとフォームについて話し合う場面が多く、それぞれが個性を活かした専門性の高いフォームにチャレンジしている。その中でトウワは着地足の真上に重心を持ってくる側軸という動きにチャレンジ。左右の着地位置は肩幅(足が生えている部分の真下)で重心もその着地位置を越さない程度にずらすという難しい動きであるが、段々と自然な形で出来ており、100mも14秒2と好タイムをマーク。まだまだフォームに伸び代は残しているので、メンバーやトレーナーと会話をしつつ磨いていきたい。

【そうしろう】
着地が踵からになっており、着地時のブレーキが大きくスピードに乗りにくい状態であったが、つま先接地を促したところ次の疾走から意識を行えていた。腿上げのイメージで足を高いところから落とすと自然とつま先接地になることを伝えると50mで8秒台一歩手前のところまで記録を伸ばした。アドバイスしたことを即試す素直さと行動力があるので、今後の伸びに期待できる。

【とらのすけ】
着地が踵からで着地位置が重心から大きく前に外れているので伸び代。着地位置は出来るだけ体に近い方がブレーキが少なく望ましい。つま先からの接地を意識すると着地位置は寄ってくるのでチャレンジしてみてほしい。スタートから20m区間の加速は素早く行えているので、まずは中間の走りのフォームを重点的に磨いていけるとタイムに繋がりやすくモチベーションも維持しやすい。

【かずま】
50m8秒2までタイムを伸ばし100mも初の16秒台をマーク。競るライバルも高いレベルになってきており、一気に走力を上げてきた。上体がやや前傾になり、その中でも腿を上げる意識を持てている。腕振りはやや脇が開き気味ではあるが、ダイナミックで下半身と連動が取れた自然な形で行えている。いろいろなフォームを試し続けてきて自分に合うフォームが見つかった模様。この成功体験を基に今後もトライアンドエラーを繰り返していってほしい。

【りさ】
今回は向かい風の中で好記録は出なかったが、10秒台を意識して取り組めている。先輩たちに追い付きそうな位置で走れるようになってきており、それで自分のスピード感を感じられていることもプラスに働いている。同じ練習でも正しいフォームで行えることで練習の質が高まるので、つま先接地や腿を上げる動きなど基礎的なフォームは崩れないよう注意しながら進めていきたい。

【ゆうき】
6年生のセイゴウと二人で話す場面があり、セイゴウが自己ベストを出した喜びを話した時に「速っ」と他者を認め、自分のタイムを話す場面があった。その後も二人でしばらく会話をしていたが良い刺激をもらえた様子。スポーツの楽しさは楽しんでいる人と近くにいることで伝わってくるので、これからも多くのメンバーと絡んでほしいとともに「どうしたら速くなるか」とメンバーに聞けるようになるとメンタル面でもアスリートとしてもう一段階成長できる。

【なな】
腕を抱え込みやすく腕振りが小さくなる傾向あるので、今一度ダイナミックな腕振りを意識できると◎。タイムは8秒中盤で安定しているので、順調に底上げはされているが7秒台に入るにはもう一段階変化がほしいところ。骨盤動作のドリルはトップレベルに上手く出来ているので、これを継続して走りに活かしてほしい。まだ骨盤動作を走りで行い言語化出来ている子はいないので、まずナナにモデルケースになってもらいたい。

【ひろ】
苦手な前傾姿勢が徐々に取れるようになってきており、スタートからの加速もレベルアップしている。今後は、より腕振りを前方に高く振れるようになってくると、姿勢を下から上に持ち上げる力を発生させることができる。それが習得できると、より深く前傾姿勢をとってもバランスを保って走ることができる。学ぶ姿勢や取り組み姿勢は非常に高い質を持っているため、このまま努力を継続していきたい。

【てつし】
リーダーとしてチームを牽引している。チーム内での役割が多く大変ではあるが、より自分のフォームに関して深く考えて練習に取り組めると◎。走りに関しては、スタートからの前傾姿勢が早く解除されてしまうため、さらに10m程度継続して前傾姿勢を保って加速していけるとレベルアップが期待できる。

【さき】
後半は伸びる走りができており、足に関する基礎フォームは安定して行えている。伸びしろとしては、前半の走り。スタート直後からピッチを刻んでしまう走りになってしまうため、20m地点までは大きくストライドを伸ばす意識で練習を重ねた。腕振りがより大きく前後に振れるとさらにスムーズに行うことができる。

【すみれ】
前傾姿勢がきれいに取れており、スタートからの加速はスムーズに行えている。今回取り組んだ要素は、後半のトップスピードを維持するためのフォーム作り。前傾姿勢がスタートの際と同様の形で保ってしまっているため、体を起こして反発をもらいやすい姿勢を練習した。その結果、足が後方に流れる癖の改善がみられた。明確に意識して取り組めていたため、今後も継続してトレーニングしていきたい。

【ゆう】
安定して50m7秒台を出せており、フォームが洗練されてきている。さらに7秒台前半や 6秒台を目指す上ではより自分の体の強みを生かした走りが必要となる。フィジカル的な強みは、“きれいな姿勢を保つ能力”が挙げられる。反発が貰いやすい姿勢をきれいに取れることが強みであるため、後半の伸びを作るためにフォームを考えていきたい。以前指導した骨盤を使ったキックの仕方を身に付けていけるとさらなるレベルアップが期待できる。

【はるま】
50mなどの短い距離から25秒間走などの長い距離のスプリント全てにおいて目的意識を明確に持ってトレーニングに臨めている。その結果、スタートでの前傾姿勢から後半の伸びを作る走りへの切り替えが円滑に行えている。以前は友達と競ると、前傾姿勢が強すぎて足が後方に流れる癖があったが、改善している。努力した点と点が線につながってきているため、もう少し現状の取り組みを継続し、50m7秒台を目指していきたい。

【せいごう】
100m走において自己ベスト記録を大幅に更新。13秒台を記録することができた。改善させた点としては、胴体を使ったキックを取り入れること。以前は50mまでは良い走りができていたが、後半にスピードが落ちてフォームが崩れることが多く見受けられていた。骨盤や体幹などの胴体部を前半から使って足の疲労を最小限にとどめる走りができてきている。そのため後半も高いトップスピード維持することが可能となった。今回の走りをさらに洗練させていきたい。

【ゆうご】
タイムが少し伸び悩んでいることを本人も気にしていたようだが、非常に前向きに考えながら試行錯誤することができていた。本人が悩んでいた通り、スタートに大きな伸びしろがある。初めからピッチを高めて細かく走ってしまっているため、大きくストライドを出して10mを加速できるとその後に高いトップスピードが出すことができる。伸び悩んでいる時期でも前向きに考えられる思考力や前向きな性格があるのは、非常に強みである。今後もこの取り組み姿勢で50m6秒台を達成してほしい。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アルファプラス

東京都杉並区の済美山陸上競技場で活動する陸上クラブ/かけっこ教室!
練習を強制されず、自ら楽しむ自立したアスリートを育成します!
アルファプラス

ケンちゃんTwitter