フィジカルトレーニング
ゴム紐ジャンプトレーニング
50m×5(タイム計測)
100m×2
150m×3+200m or 鬼ごっこ
個別アドバイス
【はるき】
深い前傾姿勢と、速いピッチが持ち味である力強い走りを行うことができている。走り出しから30メートル付近までの加速は非常に円滑に行えており、伸びしろは50メートル以上の距離を走った際に減速が大きく出てしまう点。片足のホッピングで感覚をつかんでもらい、交互にケンケンを行うような感覚で走ってもらったところ、減速の少ないスプリントが可能となっていた。今後も200メートルなどの長い距離を走る中で感覚をつかんでいって欲しい。
【はるま】
中学生のせいごうから意見をもらい、その意見を取り入れながらフォーム修正を繰り返していた。自分自身でフォームを考えられるだけでなく、周りのチームメートと積極的に意見交換をして試行錯誤できるのがはるまの強み。
スタートの際に首で前傾を作ってしまい、背骨が起きてしまっていると言う姿勢のエラーに気づくことができていた。クセの少ない正確なフォームが行えているからこそ、微細なフォームのエラーを常に見直しながらフォームを完成させていってほしい。
【けいた】
現状で満足することなく、どうやったらタイムが少しでも向上するか考えながら常に練習に取り組むことができている。今回の練習では、持ち味である速いピッチ。あえて封印し、ストライドでスピードを出すにはどのようにしたら良いかと言うテーマを持ってトレーニングを実施。接地位置を後にずらすことや、腕振りのタイミングを変えてみるなど、工夫しながら反発のもらえる走りへと改善していた。継続して取り組んでほしい。
【せいごう】
練習を引っ張るリーダー役として、きついメニューでは特に背中でチーメイトを引っ張る姿が見られていた。特に終盤で行った、150メートル× 3本+200メートルと言う負荷量の高い練習においても、常に先陣を切るなどチーム全体の士気を上げることができていた。
カーブから走り出す練習では、体を前傾させる感覚をつかみやすく円滑な加速を行うことができていた。また、長い距離のスプリントではストライドをきちんと出す走りが身に付くため、今後も多く経験させていきたい。
【まさき】
以前行った10メートル走においてトップクラスの成績を収めるなどの経験から、スタートにおいて絶対的な自信を持って走ることができている。中学生などの上級生と並走する際にも、置いていかれることなくリードする場面も見られた。スタートからの加速は非常に高いレベルで行えているからこそ、そこから上半身を起こしていく際に急激に姿勢が変わってしまうことが大きな伸び代となっている。前傾姿勢を徐々に解除していくなど、微妙な姿勢のコントロールを身に付けていってほしい。
【すみれ】
変形ダッシュやフィジカルトレーニングでは持ち前の瞬発力で好成績を出せていた。ゴム紐を使ったジャンプトレーニングで、一発のジャンプ力はあるが連続ジャンプになると高さを出せていなかった。やはり踵寄りで着いてしまうので、もう少し重心が前の状態で着地できると次のジャンプも高く跳べる。身体的にはこなせるはずで、技術的な伸び代であるので諦めず何度も挑戦して習得していってほしい。
【かずま】
ゴム紐を使った連続ジャンプトレーニングでは一発目のジャンプのタイミングが合わずなかなか高さを出せていなかったが、二発目の連続ジャンプではリズムを合わせて上手く跳べていた。スタートの一歩目にも求められるが、0から力を発揮するためにこういったジャンプトレーニングは重要。走りではハルマとほぼ同着の接戦を何度も繰り返し、100mでは15秒6と好タイムを記録。後半まで上半身をブラさず、テンポの良い走りを行えていた。
【れお】
ゴム紐を使ったジャンプトレーニングでは、助走をつけて非常にダイナミックなジャンプを行えていた。ただ連続ジャンプでは着地の反発を活かせず高さを出せていなかったので今後の課題。走りでも中間疾走では重要となるリズム感や重心を上げる動きにも繋がってくるので、連続ジャンプ系のトレーニングには今後、積極的に取り組んでいってほしい。
【せいじ】
今回同学年の子たちがいなく、50mではモチベーションが落ちてなかなかタイムを出せていなかったが、最後に鬼ごっこか150mのセット走か選ぶ時に自ら150mを選んで全力で追い込めていた。体力の限界まで追い込むこと自体は好きだが、そのモードに入れるずに終わってしまうこともあるので、そのポイントをこちらも探っていきたい。
【るか】
前回50mで8秒台を出してから練習へのモチベーションが一層高まっている。今回も8秒台を目標に全本全力で走れており、結果8秒台は出なかったがそこで気持ちを折らず、100mでは19秒台と自己ベストを記録していた。最後の選択式の練習も自らキツい150mの方を選び、全力で限界まで追い込めていた。誰かとの勝ち負けよりも自分のタイム更新にやる気を見出して頑張れているのは素晴らしい。
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