2月22日レポート

フィジカルトレーニング
技術練習(股関節から地面に力を伝える動作)
チーム鬼ごっこ
50m×3(タイム計測)
背筋補強

個別アドバイス

【とうわ】
フィジカルトレーニングにおいてジャンプ系の種目、アジリティー系の種目ともに高いレベルで実践することができている。特に切り返し動作を多く求めるような低い重心で体を推進していくスキルは非常に高いレベルで行えている。今シーズンに向けて得意のスタートの加速力を向上させるようなフィジカルトレーニングを継続していきたい。

【ゆうま】
身長や筋力が増加していく中でも、細かな動きが求められるアジリティトレーニングもうまくこなすことができている。自分の体が変化していく中で動かし方に迷うことや、怪我のリスクが高まる時期でもあるがきちんと自分の体と向き合いながらトレーニングできている。特に走るトレーニングだけではなく、体幹部の筋力強化や基礎的なドリルなどの練習にも意義を感じて取り組めているのがゆうまの強み。体が変化していく時期だからこそ、体のケアや補強を大事にする意識を作っていきたい。

【せいごう】
食後にプロテインを摂取するなど、食事管理や水分管理に関して明確な意識改善が見られている。また、ふくらはぎの筋肉のケア意識も向上しており、練習の合間にこまめなストレッチを繰り返すなど、自身の身体管理にこだわって練習することができている。自身に足りていなかった点を素直に改善しようとすることができるのがせいごうの強み。真面目に努力を積み重ねれるせいのうだからこそ、より多角的な視点で努力できるような引き出しを増やしていきたい。

【こうへい】
以前に比べて腕振りがダイナミックに行うことができている。以前は腰付近で腕振りを行っていたが、可動域全体を使って前方に腕を振って顔付近まで手を持ってくることができている。大きな推進力を生む要素であるため、今後も大事にしていきたい要素。今後の伸び代としては、腕振りが多くなった反面で首周りが力んでしまい、顎が前に出てしまっている点。きれいな姿勢を保ったまま腕振り大きく行えるようにフォームづくりをしていきたい。

【しょうへい】
相変わらずつま先接地を正確に行うなど、下半身の動きを正確に行えるのがしょうへいの強み。地面を蹴った後に踵をお尻につけて足をきちんとたためると◎。
伸び代としては腕振りの可動行きが少ない点。肘を90度に固定して前後に腕を振る感覚をつかませていきたい。ジャンプ動作のトレーニングなどで腕振りの感覚もつかめるため、積極的に行っていきたい。

【りょうすけ】
腕振りや足を前に踏み出す動きをダイナミックに行うことができており、それと両立して姿勢をまっすぐに保つこともできている。非常に応用的な要素の両立であるため、今後とも大事に走りを積み重ねていきたい。接地位置が少し前方に着いてしまい、膝が曲がってしまっている点が伸びしろ。お尻の真下でキックできるように接地位置を調整していきたい。

【りんたろう】
走りのトレーニングだけでなく、フィジカルトレーニングでも高い瞬発力を発揮することが多く見られている。特にアジリティメニューにおいては、低い姿勢で切り返し動作を繰り返すなど、陸上のスタートに関わる部分の能力の向上が多く見られている。今後は、走る中で低い姿勢と高い姿勢をを分けて考えて、前半・後半の走りを走り分けれるとさらなる次元にレベルアップすることができる。走りへの理解を深めれるように声かけをしていきたい。

【りゅういち】
苦手であったジャンプ系のトレーニングにおいても平均以上の動きを見せるなど、少しずつ筋力が向上している姿が見られている。特に今回行ったアジリティメニューにおいては細かな切り返し動作が多く苦手な種目ではあったものの、きちんと瞬発的な動きを繰り返す事ができていた。この動きを陸上のスタートに生かせれるようにフィジカルトレーニングと陸上のトレーニングを合わせて向上させていきたい。

【もりかい】
グループワークでは積極的に発言し、トレーニング中もチームメイトに対して声をかける姿が見られるなど自身の社交性を存分に発揮している。引き続きムードメーカーとしてチームの中で役割を果たしていってもらいたい。
その半面で、自分自身にフォーカスを当てる時間が少し少なくなってしまっている印象。映像でフォームを確認することや、コーチと自分の走りについて意見交換を行う時間をもっと作れると◎。こちらも自分に意識を持てるような声かけを行っていきたい。

【はるま】
チーム形式で行うフィジカルトレーニングで自身の成績が思うようにいかなかったことからか、感情むき出しにして悔しがる姿が見られていた。自身が苦手な種目だからと考えることや、上級生が相手だからとあきらめるような思考を持つ事もなく純粋に一喜一憂できるのはアスリートとして非常に優れた才能の1つ。最近はふてくされるだけでなく、その感情を努力に向けることができているのもはるまが成長している点。走るトレーニング以外の練習でも彼の持ち味である競争心を生かせるように環境設定を行いたい。

【ゆうご】
今回もフォームに大きな乱れはなかったが、以前からの課題でもある上に力が抜けやすい状態であった。今回行った膝を前に出さずに股関節を引くスクワットがこの改善ポイントとなっており、股関節を引いて下げた状態から重心を前に倒し、倒れそうになったら股関節を伸展させて前に跳ぶ感覚を習得することが重要。重心を前に倒していくと力強く地面を押せるポイントがあるので、そこを探っていってほしい。

【ゆう】
鬼ごっこ形式のトレーニングでは、素早い切り返しを行いながらも長時間走り続ける体力も強力な武器となっている。今回50m走で好タイムこそ出なかったが、走り方はかなり良くなっていた。腰が低いのがこれまでの課題だったが、今回は重心近くに着地させられており跳ねるような走りとなっていた。この走りをしばらく継続し、ある程度無意識でも再現できるようになったら思い切り走りタイムを狙ってみてほしい。

【ここね】
以前よりも二人組のトレーニングや地味な技術練習にも参加するようになり、上手くコミュニケーションがが取れるようになってきた50m走では8秒02と7秒台目前にまできている。変わらず体が前に倒れ足が後方で回転しているが、つま先からの着地は意識して改善させている様子。上体を起こすという改善点は変わらないが、毎回フォームが少しづつ変わっていることから本人なりにフォームを意識していると思うので、こちらからも感覚のアドバイスを行なっていきたい。

【たける】
重心が後ろにあることで足が先行する形で踵からの着地となっている。今後、出力が高まってきたときに怪我をする走り方でもあるので、今のうちに改善していきたい。今回行った股関節メインでスクワットをする技術練習についても、重心が後ろにいきがちであった。股関節を引きながら前足部に体重を乗せてできるよう、継続してスクワット行ってみてほしい。

【そうすけ】
気温が低くタイムを落としているメンバーが多い中、好タイムで維持できている。瞬発力が高く、鬼ごっこでも高学年を振り切るような素早い切り返しができており、チームの勝利に貢献していた。ただし動きは自己流のものが多く、特に走りについては踵からの着地がまだ改善できておらず、これから筋力がついて出力が高まった時に怪我をする可能性が高いので、基礎的な部分についてはフォームを改善し、そこから個性を磨いていきたい。

【りさ】
時折、踵着地になることがあるので注意したい。今回股関節を使ったスクワットを行ったが、体重が踵に乗り、重心が後ろにいきやすい状態だった。後ろ重心は踵着地の原因でもあるので、走りの中でもこの癖が出ている。まずは膝を前に出さないスクワットで、つま先の方に体重を乗せて出来るよう、自分の中で意識を探ってみてほしい。重心のコントロールは走りでも非常に重要な部分となる。

【りょうた】
タイムがなかなか伸びず、嫌になってしまう場面もあったが、寒い時期はタイムが出にくいので技術習得の方に気持ちを持っていけると◎。今回行った股関節から力を伝えるスクワットについて、走りでも活かせるとさらに力強く一歩を踏み出せる。リョウタは技術練習の際に誰よりも積極的に参加し、習得まで持って行けているが走りに活かすことが難しい様子。タイムは一旦落としても良いので、走りの中でも技術練習の内容を思い出せると◎。

【ひろ】
今回行った股関節から地面に力を伝える動作について、ひろには特に習得してほしい部分となる。踵から着地をするとやりにくい動きなので、着地から確実に直していく必要があるが、逆に今回の股関節から力を生み出す動きを再現させようとすると自然と着地も改善してくるかもしれない。胴体部を固めやすいフォームなので、股関節部分はもう少し可動性を出すためにも継続して意識してほしい。

【かずま】
最近は足が後方に流れやすくなってきている。腿を上げる意識を追加して前回転寄りに出来れば良いが、主な原因は重心が前に倒れ過ぎていることにある。今回行ったような股関節を使った片足スクワットの連続のようなイメージで走れると上体も起きて改善してくるかもしれない。ドリルや動き作りは器用に出来ているが、走りに活かすことが難しいので、ドリルから段々と走りに近づけていく練習を繰り返してみてほしい。

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