10月2日レポート

各種アジリティトレーニング
50m×3
リレー

個別アドバイス

【とうわ】
アジリティトレーニングではチームのリーダー的立ち位置で、メンバーに指示を出したり人一倍走ってチームの勝利に貢献していた。走りでは、臀部もアキレス腱に痛みを訴えていた。アキレス腱はアイシングして様子を見てもらい、痛みが残るようであれば数日間休養を取った方が良いかもしれない。ただ今回はいつもより調子は落ちていたもののそれなりのスピードでは走れていたので、今後も痛みや怪我については慎重に様子を見ていきたい。

【かずま】
前半のアジリティトレーニングで人一倍走り、50m計測では疲労していたものの良い走りが出来ている時もあった。まだ伸び代は残しているものの、足の引き戻し動作が素早くなり、足が後方に流れてしまっていた動きがかなり改善傾向にある。もう少し腿を上げて体の前で足を回転させるイメージを持てると良いが、その分腕振りもよりダイナミックにしないと上半身がブレる可能性があるので、バランスを見ながら調整していってほしい。

【ゆう】
ゲーム形式のアジリティトレーニングでは、仲間に指示を出したり作戦を立てたりなど頭を使って活躍していた。サッカー経験があったこともあり、左右への切り替えし動作はキレがあった。走りについて、まだ伸び代はあるものの着地位置が重心に寄ってきており、腰の高さが上がってきている。体をやや前傾させることで見られた変化で、プラスに働いているように見える。体を前傾させることにより足を前に持っていく力はより必要となるので、腸腰筋等は筋トレでも鍛えていきたい。

【ゆうご】
1年生の子達にルールや練習の指示など優しく教えられていた。目線を合わせて話してあげるなど先輩らしい振る舞いが出来ており、1年生の子も指示通り動けていた。走りに関して、足の回転位置や腕振りのバランスなどが取れてきてタイムも伸ばしてきている。以前からの課題だが上半身に力が入り、細かく速く動かすピッチ優位の状態になっているので、足を根本から大きく動かすイメージで歩幅を広げた走りに寄せられると◎。

【かんだい】
1年生でありながら50m8秒8で走っており、メンバーからも注目されていた。高い瞬発力としなやかに体を使う技術を持っているが、走りのフォームにはまだまだ伸び代を残している。踵から着地しており着地時のブレーキが大きいので、もう少し腿を上げてつま先から着地出来るようになるとさらにスピードに乗ってくる。同じ課題を持っていたメンバーも多いので、メンバー同士でコミュニケーションを取りながらフォームを磨いていけると◎。

【りょう】
今回体験参加であったが、最初のゲーム形式のアジリティトレーニングでは仲間をサポートする側に回り、チームの勝利に貢献していた。身勝手に動かず、周りを見て判断出来ており、チームメイトからも頼りにされていた。走りについて、着地位置が体の前寄りで腰が落ちやすい状態になっている。現状踵からの着地であるがつま先からの着地に切り替えられると◎。その場で腿上げをすると自然とつま先着地になるので、腿上げから段々と走りに切り替えていく練習で改善を狙っていきたい。

【しょうへい】
走りについて、体が前に倒れて、足が後方で回転している。それに伴い踵からの着地になり、着地時のブレーキが大きいので、まずは上体をもう少し起こし、足を体の前で回転させるイメージを持てると◎。その場で腿上げをすると自然とつま先着地になるので、腿上げから段々と走りに切り替えていく練習で改善していきたい。今後はいろんなメンバーとも一緒に走って「◯◯には勝ちたい」など目標を持って取り組めるようになると、さらに練習の質は上がってくる。

【りゅういち】
ゲーム形式のアジリティトレーニングでは、自分が目立つ役割よりもチーム全体を考えた守りの立場で役に立っていた。それでも人一倍動いていたので、50m計測では疲労でなかなかタイムを出せずにいた。リレーのメンバー内の作戦でも積極的に発言をしており、チームのまとめ役のような立ち位置になりつつある。人を不快にさせるような発言がなく、多くのメンバーからも受け入れられているりゅういちだからこそリーダー役になれるよう頑張ってほしい。

【はるま】
アジリティトレーニングでだいぶ疲労していた様子だったが、50mでも数本は頑張れていた。最近は特に腿の位置が高く、足の回転位置が前寄りになり、足が流れてしまう動きがさらに改善されてきている。地面をキック時の股関節の伸展具合を見ても、骨盤が段々と動いてきているのがわかる。まだまだ伸び代はあるので、今後も骨盤を意識的に動かして変わっていく感覚を楽しむつもりで練習に取り組んでいって欲しい。

【なな】
アジリティトレーニングでは女子組で上手くチームプレイを行えており、その中でも声を出してメンバーに指示を出すなどしてチームの勝利に貢献していた。走りについて、最後の50mで7秒台を記録。いつもより上体が前傾しているように見えた。前傾しすぎると踵からの着地になりやすいので、腿を上げてつま先から着地する動作もセットで行えると◎。日々フォームが変わっており、自分の中で試行錯誤出来ている証拠でもあるので、今後もこの調子で頑張ってほしい。

【すみれ】
全力で競争する場面においても、少しずつ踵接地を修正できてきている。特にスタートの場面においては、きちんと自分の臀部の真下で接地し、つま先で地面をキックする動作に変化してきている。上体を起こしてトップスピードになった際には、踵から接地してしまう事が多いため注意が必要。トップスピードの中で苦手とする動作を修正していくの非常に難しいため、7割程度のスピードでのフォーム修正も大事に行っていきたい。

【ちさき】
スタートで深い前傾姿勢を作り、トップスピードでは腰を高く保って走る事ができている。前半と後半の切り替えがきちんと行えることは、大人にとっても高度な走りの要素の1つ。今後もちさきの強みとしてトレーニングを積み重ねていきたい。足に関しての軌道や接地に関しては正確に行えているものの、腕振りを中心とした上半身の動かし方は大きな伸びしろが見られている。特に腕振りは前方に振る可動域が狭く、肩が上がってしまうことも多い。肩の位置を常に下に下げた姿勢を意識してトレーニングしていきたい。

【あやの】
背骨を大きく捻ることや、腕を前方に振り出すことなど、体の中心を大きく使ってストライドを出す走りが可能となっている。かなり強みとなる体の要素の1つとなるため、今後も強みとして伸ばしていきたい。あやのの1番の伸びしろとしては、足に関する基礎フォーム。地面に踵から接地してしまうことや、必要以上に地面を蹴ってしまい、足が後方に流れてしまうことが見られている。ピッチを大きく下げてしまう要素のため、つま先接地や足を前に振り出す意識に修正を図っていきたい。

【こうへい】
つま先接地や自分のお尻の真下で接地すること等、前接地位置に関してかなり正確に行うことができている。伸び代としては、上半身の動きが挙げられる。腕振り時に肩甲骨まわりの力みが強く、腕振りの可動域が狭くなってしまっている。特に前に振る際に指先や手が自分の顔の目の前に上がる程度まで前に振る事ができると大きな推進力を得られる。また顎が上がってしまう癖もあるため、顎引いたリラックスした走りの姿勢を獲得していきたい。

【もりかい】
腕振りをリラックスして行うことや、つま先から接地することなど基礎的なフォームに関しての理解が高まり、自ら意識してトレーニングに取り組むことができている。またリレー等のチームトレーニングの際には積極的に発言することが多く見られる。協調性の高い行動が見られている。誰からも愛される人柄を生かし、色々な人と意見交換を行い、トレーニング方法や走り方の学びを深めていってほしい。

【りさ】
今回はリラックスして腕振りを行う事をテーマに上げてトレーニングに臨んでいた。つま先接地や足のたたみ等の足のフォームに関しては正確に行うことができている。今後は上半身の動きに注力してトレーニングできるとさらなるレベルアップが期待できる。また教えられたことをすぐに実践できる再現力があるため、今後は他の子の走りを観察する時間を大事にして、自らの学びに生かしてみて欲しい。

【りんたろう】
トレーニングを始める前に自らコーチに対して本日のトレーニングのテーマや目的を話すなど、自主的に学ぼうとする積極的な姿勢が見られていた。自分でテーマに定めたのは、脱力やリラックスといった内容。特に腕振りに関しては肩を上げずにリラックスしたまま腕振りを行うなど、質の高い意識付けを行うことができていた。この意欲を継続しながら、質の高いトレーニングを行っていて欲しい。

【ここね】
視点を決める事で、顎が前に出てしまう癖が改善を示している。しかし、競争する場では足が後方に流れる癖や顎が前に出てしまう癖などが強く表出してしまう印象。きちんと理解して意識した際には修正できることも、全力の速度で行った際にも再現することは非常に困難である。そのため、繰り返し意識して修正していくことを継続していきたい。

【りょうすけ】
腕振りや足の降り出しの可動域が拡大し、ダイナミックな走りに変化してきている。これによりストライドが拡大し、後半の走りに伸びが出てきている。自分の強みが明確になってきているため、この点を軸に伸ばしていきたい。伸びしろとしては接地の正確性。かかと接地になってしまうことや、わずかに前方に接地してしまい、ブレーキ要素の強い走りとなっている。つま先で自分のお尻の真下に接地できる走りを目指していきたい。

【ひろ】
依然として練習への意欲は誰よりも高く、自分よりも速い子と積極的に走ろうとする姿勢が見られている。現状に満足するのではなく、もっと速い子と勝負できるようになるためには何を伸ばしたらいいかを常に考えてトレーニングできている。体の前傾角度や、足の振り出しや腕振りの可動域を大きく保ち、ストライド拡大していくことができている。苦労している踵接地の癖も、接地位置を後方にずらす意識を持つと少しずつ改善してきている印象。

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