坂道50m×3(計測)
50m×2(タイム計測)
リレー
個別アドバイス
【すみれ】先週から200mなどの長い距離を走る際に減速しない走りを見せており、今回の坂ダッシュも高いスピードを保って走ることができている。最近修正に取り組んでいる足首の固定や、接地位置の修正をするためにも坂でのダッシュは非常に有効なトレーニングのため、重点的に行ってきたい。引き続き足首部分の痛みの改善のため、足指の強化や、足首を90度に固定して接地する感覚作りを行っていきたい。
【なな】
スタートからの前傾姿勢や、腕振りの際に肩が上がる癖について注意してトレーニングを行っていた。人と競争する場面や、疲労が溜まった場面においてもきちんとフォームを意識して走ることができていた。
リレーにおいても下級生の意見をまとめることや、傾聴してあげることを行うなど、リーダーシップを見せていた。今後とも上級生としてチームでの役割を担っていて欲しい。
【てつし】
50mにおいて自己ベスト記録を更新し、6秒台を達成した。以前はすべての区間において全力で走るフォームとなっていたが、スタートな中盤、後半と各区間に分けてストライドを変化させることができていた。特にスタートにおいてストライド大きく走り始めることで、後半走る体力を温存出来たことが考えられる。100mでも、この考え方で走りを試行錯誤していって欲しい。
【ゆうき】
先週は自分よりも早い子と走ることを避けてしまい、走る前にふてくされてしまうなどの場面が見られていた。本日は、走る直前に本日は格上の子と走ることの重要性について意見交換を行い、果敢にチャレンジすることができていた。得意のスタートに関しては、50m8秒台の子とも引けを取らない走りができることが確認でき、自信を深めることができていた様子。
【ゆうま】
膝関節前部の痛みが軽減傾向を示しており、サポーターなしでも痛みなく走りが行えている様子。しかし、重度化すると数ヶ月間運動ができないなど陥る可能性もある症状のため、大事に経過を追っていきたい。走った後の幹部の熱感や発赤の有無をチェックし、随時アイシングを行うなどして対応を行っていきたい。
また最近接地位置が前方にずれている傾向があるため、前傾姿勢やピッタの速さを変化させるなどして、修正を行うまでいきたい。
【ゆう】
前回と引き続き踵からアキレス腱にかけての痛みは増悪なく、経過している。きちんとケアを継続している結果であるため、今後も継続して行っていて欲しい。今回新たに背中の痛みも軽度ではあるが現れてきている。このケアとしては腹筋と背筋の筋力差を均等にしていくことが必要となる。腹筋部分の強化を行っていってほしい。走りの中でも胸が丸まってしまうことや、腰が反ってしまう時が見られているため、体幹の強化をして怪我予防とパフォーマンス向上の同時に行っていきたい。
【せいごう】
暑さの影響からか体が思うように動かない様子であったが、その中でも目的を明確にしてトレーニングを行っていた。坂ダッシュから少しずつコンディションをあげていき、平地の50m走ではきちんと自身の動きを取り戻せていた。伸び代としては50m以降の走り。前傾姿勢や、横方向の重心移動を得意としているからこそ、この動きをいかに小さくしながらリラックスして加速できる日を編集していって欲しい。
【ゆうご】
足を痛めていたとのことで、あまり出力を上げて走ることはなかったが他のメンバーに合わせる形で参加していた。話を聞いた感じでは疲労か筋肉痛かと思われるが1日〜2日休んでも同様の痛みが抜けない場合は整形外科の受診をしたほうが良いかもしれない。成長に伴い、フォームを変化させていくことが重要となり、ユウゴの場合は上半身に力が入りすぎる癖があるので、腰や臀部に負担がかかりやすい。腰から足を動かすイメージで全身をしなやかに使えると良いので、今度骨盤動作のドリルなども伝えていきたい。
【りゅういち】
徐々にではあるが実力を順調に上げてきている。坂道ではスピードが乗ってくると自然な形でつま先着地が出来てくるので、平地でも同じような感覚で走れると◎。自主練をやる際は坂道も使ってみて欲しい。つま先で身体の近くにつくと弾む感じが出てくると思うので、単純なスピード感だけでなく、着地した時の感触など、より繊細な部分に意識を向けて走れるとさらに練習の質は上がってくる。
【とうわ】
骨盤動作に順調に磨きがかかってきていて、より全身を使った力強い走りへとなってきている。高学年のリレーチームでもリーダーシップを発揮してルール決めやバトンの指導などを行えていた。最近、正剛とやっている「◯◯選手のマネ」という遊びだが、かなり高い完成度で行えている。選手を分析する目や、走りを微妙に変える繊細さなども持ち合わせているので、これからも変化を恐れずに成長に合わせてフォームを磨いていって欲しい。
【りさ】
今回も同組のリョウタやリュウイチに声掛けをしつつ、全力で取り組めていた。坂道では平地よりも力強い蹴りで歩幅を広げて走れていたので、この感覚を平地でも行えると◎。回転数を上げていくことはなかなか難しいので、いかに歩幅を広げられるかを考えてフォームを磨いていけると良い。骨盤や股関節から地面を蹴れる感覚を身に付けられるとさらに力強くなるので、スクワット等で股関節を使うという感覚を伝えていきたい。
【りょうた】
坂道では最初こそ踵からの着地であったが、声かけ後は修正して走れていた。メンバーと競りながらでもフォームを意識して走れる器用さを持っているのがリョウタの強み。引き続き基礎フォームだけは習得を目指して、ダッシュの反復練習で実力を上げていって欲しい。「◯◯に勝ちたい」とライバルを意識した発言もあり、毎回全力で取り組めているのでこの競争心を原動力にしてこれからも頑張っていって欲しい。
【まさき】
徐々にではあるが、調子が底上げされてきており、9秒前半から8秒台で安定してきている。一緒の組で走るメンバーによってモチベーションが左右されがちであるので、もう少し自分に集中して取り組んでもいいもしれない。タイムを伸ばすことだけでなく、新しい感覚を感じていくことも走ることの楽しさでもあるので、そこに気付けるとドリルや基礎練習などにも目的が出てきてさらに練習の質は高くなってくる。
【はるま】
出力が上がった時や競る時に重心が前に倒れすぎて着地がツンのめる傾向にある。感覚的には回転数を上げるよりも、跳ねる感覚を追求してストライドを広げるイメージが合うかもしれない。練習に対する姿勢は以前としてストイックで、先日の大会を経てさらにモチベーションが増したように感じる。ガムシャラに根性を出して頑張ることも重要だが、時には冷静にフォームや感覚を突き詰めていくことも重要となる。
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