6月30日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×5(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
50m×3(タイム計測)
スタート練習

個別アドバイス

【とらのすけ】
足首の怪我があることから、できる範囲での参加となった。トレーニングに対しては意欲が高いからこそ、足の痛みから全力で取り組めないことに自身も苛立ちがある様子。今はできる範囲での練習に参加し、あせらずに怪我を治していってほしい。もし足の痛みが今後も継続するようであれば、足のケア方法の指導や走る以外のトレーニングを指導するなど、別メニューでできる事を実施させていきたい。

【りひと】
誰よりも積極的にコーチに質問し、試行錯誤を繰り返していた。以前は誰かに勝負で負けてしまうと、自己嫌悪からモチベーションを下げてしまう場面が多く見られていた。しかし、今回は1本目と2本目の走りで何が異なっていたのかや、どちらが良かったのかと、自分自身にフォーカスを当てたトレーニングを行っていた。特に中盤での加速に注目して練習を実施。スタート直後から力を込めることなくリラックスして走り出し、全力を出すタイミングを中盤にした方がタイムが向上する事を発見!また、りひとが本気で取り組む姿勢が周りにも伝搬し、チーム全体が良い雰囲気となっていた。今回の姿勢を大事に今後も取り組んでいってほしい。

【けいた】
スタートからうまく前傾姿勢を作り、大きな可動域で腕振りを行うなどダイナミックな走りを行うことができている。特に前傾姿勢を作りながらも足が後に流れずにきちんとももを前に持ってくる意識ができている点がけいたの強み。伸びしろとしては、後半の姿勢の崩れ。大きく体を動かすスタートの後に、トップスピードに乗った後は姿勢を安定させ、背骨をまっすぐに整えられると◎。スタートと後半の走りにおいて、姿勢を変化させる事は非常にレベルが高い要素ではあるが、目指していってほしい。

【なな】
以前から取り組んでいる大きな歩幅で行うスタートのフォームを繰り返し練習していた。また最近はこれに加え、体の前傾姿勢に関しても深く考えることができている。どの程度体を前傾させると地面を蹴り易いのかや、スタートの後に前傾姿勢を徐々に起こして変化させるなど、かなり高度な内容の質で練習を行うことができている。またウォーミングアップの400mにおいてきちんとフォームを気をつけながら、高い出力で走りきる姿勢が見られている。きつい練習ではあるが、非常に技術がつく練習でもあるため今後もこの姿勢を貫いてトレーニングしていって欲しい。

【はるま】
50m走において自己ベストを更新。あとわずかで7秒台に達するレベルまで成長することができている。得意であったスタートと、地道に取り組んできた長い距離のダッシュが噛み合い、スムーズな加速が可能となっている。今回の練習では、以前習った骨盤の動きをどのタイミングで意識するかを試行錯誤してもらった。スタートの前傾姿勢を徐々に起こしていくタイミングで、同時に骨盤の動きを意識すると加速が円滑に行えている様子。習ったことをきちんとアレンジして実際の走りに落とし込めているため、この意識のままトレーニングを積み重ねていきたい。

【たいせい】
腿の高さが上がるようになってきたことで、足が後方に流れる動作が改善傾向にある。タイムも順調に伸ばしており、50m9秒7と自己ベストを大幅更新。先月は11秒台で停滞していたことを考えると大きく走力を伸ばした。その分、フォームを考えながら全本全力で取り組んでいるので努力が実った成長。この成功体験を自信にしてさらに学びを深めていくとともに、周りの友達にも自分の成長を見せつつ刺激を与える存在となってほしい。

【るお】
最初はやる気に満ちており、リーダー役を担ってみんなをまとめてくれていた。ただ途中から集中力が切れて練習を抜けてしまう場面が多々あった。最初の数方で自分の調子がいまいちだとわかるとタイムが出ないとテンションが落ちてしまう傾向にある。練習途中から調子を上げることは十分に可能で、動いてるうちに体が温まることももちろん関係するが自身の集中力もかなり関係してくる。練習量を詰めないと先細りにもなってしまうので、自身のコントロールを身に付けていけるよう話し合いながら構築していきたい。

【かい】
ここ最近は全力でタイムを狙うようなガツガツした姿勢が見られなくなってきている。他のメンバーの成長を見て「まだ負けない」と走りには絶対の自信を持っている。実際周りのメンバーもかいの速さには一目置いているが、練習量次第では逆転することもあり得るので、今のうちから同等以上の練習を積んで自信とモチベーションを維持し続けてほしい。カイが思っている以上に周りはカイに注目しているので、また圧倒的な走りを見せてほしい。

【せいじ】
「今日は腕振りを大きく振る」と自分なりに課題を持って取り組めていた。実際大きく腕を大きく振れており、段々馴染んできている様子で上半身のブレが抑えられてきているように見えた。フォームを意識して改善している段階ではタイムが出づらくなるのはよくあることで、タイムは伸び悩んでいたがそれでも意識を継続できたことは◎。「練習はあくまで練習で、大会で結果を出す」というアスリート的な考え方で、大会とは言わずともここぞという時に無意識で走って結果を出す姿勢で取り組んでいってほしい。

【せいごう】
今回も力感の調整でタイムとの比較をしていた。また、足の前捌き強調など、足の回転軸をズラしての感覚なども試していた。前捌きを強調しすぎると、着地した時に次の足が着地足を追い越してしまい力が上に抜けてスピードが出なくなる。そのため、前捌き重視を注意が必要だが、100mのラストなど疲弊したときは足が流れやすくなるので、タイミングによっては前捌きを意識すると上手くバランスが取れて走力アップに繋がることもある。フェーズによって感覚を変えられると◎。

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