6月9日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×6(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
スタート練習(前傾姿勢)
50m×2(タイム計測)
リレー

個別アドバイス


【とらのすけ】
練習の始まり時には非常に意欲が高く、50mで8秒台を達成しようと宣言するなど積極的な姿勢が見られた。しかし、50m走の1本目でわずか0.3秒ほど足りず8秒を達成できないと、落ち込むあまり意欲が削がれてしまった様子。誰しも1本目のダッシュでは出ず、その日の調子によってフォームをいろいろ試すことでその日のベストタイムが出る。1本目で全てを判断せずに、きちん様々な走り方を試してみて欲しい。

【るお】
50m走では、1-2本で基礎フォームを確認し、その後徐々に力感を強めてタイムを狙っていくなど様々なフォームを試行錯誤する形でトレーニングしていた。非常に高度な練習法であり、目的意識が明確でないとできないトレーニングである。しかし、苦手な長い距離である100m以上の距離であると集中が切れてしまい、目的意識が薄れてしまっている様子。以前意欲的にチャレンジしていたピッチを徐々に上げていく走りなど、後半余裕を持って走れるフォーム作りを試して行ってほしい。

【たいせい】
以前は勝負に負けてしまうことや、トレーニングの内容がわからなくなってしまうと集中力を切らしてしまう場面が多く見られた。しかし、今回は同世代の子に負けてしまっても、自分なりに気をつけるフォームを設定するなどして、意欲の高いトレーニングを継続していた。また、スタートに関しての講義の際には、集中して話を聞き、きちんと内容理解することができていた。走り終わった後にコーチに質問することも増えてきているため、この調子で基礎フォームをマスターしていきたい。

【りひと】
走る前に必ず気をつける点をコーチに確認するなど、一歩一歩成長しようとする意欲的な姿が多く見られている。走り負けてしまう事がモチベーションの低下につながり、ふてくされそうになってしまうこともある。しかし、その際にもきちんと自制心を持って、自分のタイムの向上に集中したトレーニングができている。特にスタートに関しては強い関心を持って取り組んでおり、スタンディングスタートとクラウチングスタートで歩幅や腕の振り方を変化させ、自分に最適な走り方を見つけようとしている。非常に良い姿勢のため、引き続き取り組んでいって欲しい。

【しゅん】
スタートに関する講義の後に、きちんと聞いた話の内容を試そうとする姿勢が見られた。スタートから前傾姿勢を作る際に顎が上がってしまう癖がある。その修正に意欲的に取り組んでいた。また前傾姿勢を作ろうとすると、肩が力んで腕振りが小さくなってしまう点も伸びしろ。自分が力まない程度の前傾姿勢の程度を見つけ、ダイナミックに腕振りを行える姿勢でスタートの走りを行っていきたい。50m走のタイムは毎回自己ベスト更新できるほど成長期にあるため、どんどんコーチに質問して学びを深めていってほしい。

【けいた】
今回もトップグループで走り、自己ベストをさらに更新していた。最近はフォームを見る知識も深まってきており、自分のフォームを動画で確認するときも足の回転軌道の高さ(足の畳み)や着地時の両足の位置などを確認しており、感覚と実際の動きの差を確かめられている。また、他のメンバーの走りも観察して分析するなども出来ている。具体的なアドバイスが出来るようになると、そのメンバーはもちろん、ケイタの考えも整理できてくるので、双方にメリットがある。

【かい】
腰が痛いとのことで無理なく参加するよう促した。「全力で走れなくても今できることを一生懸命やる」と発言、フォーム意識や緩く走って感覚とタイムを擦り合わせるなどを次回以降を見据えた意味のある練習が出来ていた。リレーでは、チームを勝利に導くために自ら長い距離を走ることを提案し、チームのリーダー的存在として振る舞えていた。同級生の子たちも順調に実力を伸ばしてきているのも「カイに追いつきたい」というモチベーションからきているので、これからも周囲に刺激を与える存在として練習に取り組んでいってほしい。

【せいごう】
力感を抜いた跳ねるフォームを試しており、50%程度の力感でも7秒中盤では走れていた。走りは筋肉の収縮、弛緩(脱力)を素早く切り替えることが重要となるので、力感を抜いてそこそこのタイムで走るというのはフォームを作る上でも非常に重要となる。それを100m〜200mなどの長い距離で行えると再現性もアップする。50mラスト一本を集中して全力で走り7秒06と自己ベストをマーク。高度なフォーム作りにも積極的に取り組めている。

【せいじ】
スタート練習で習った前傾姿勢を積極的に試すなど、好奇心や速く走る為のモチベーションの高さが伺えた。頭の重さを使って加速していく為に10m程度は下を向いて走るという内容だったが、前が見えない恐怖心をなくす必要があるので、段々と慣れていければと思う。まだフォームを押し付けるよりも走ることを楽しむ時期でもあるので、あまり口うるさく言わず、せいじが興味を示したフォームについては積極的に教えていきたい。

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