6月12日レポート

ジャンプトレーニング
スタート練習
坂ダッシュ70m×3
50m×2(タイム計測)
100m×1(タイム計測)
リレー

個別アドバイス

【とうわ】
疲労が抜けきれていない様子で、フォーム自体は悪くなかったがタイムは伸び悩んでいた。それでもトップレベルのメンバーやトレーナーと走りたがるなど、なんとか足掻いて調子を取り戻したいという想いで練習に取り組んでいた。これからさらに専門的になっていくと、練習にも緩急をつけることが重要となってきて、「翌日良い練習をするために今日は軽めにする」などの考えも必要となる。また、ストレッチやケアなども重要となってくるので、「何をしたら翌日調子が良いのか」などより自分の体と対話をしていってほしい。

【ゆうま】
大会後ではあったが、疲労を感じさせないパフォーマンスで練習に取り組めていた。ユウマから「たまには変わった練習をしたい」と意見をもらった。ユウマクラスになると自分の課題がわからない状態になっていることが多く、特にその時は多種多様な練習をすることで、課題が見つかることが多い。意識を変える、走るメンバーを変える、メニューを変えるなどいろいろ方法はあるので、こちらも変化を与えられるよう考え、いろいろと情報を与えていきたい。

【ゆうき】
坂ダッシュの段階ではまだ負けることへの怖さがあり、走るメンバーを吟味している様子だったが、50mでは一本目こそ気持ちが折れてしまったが2本目以降は自分との勝負に気持ちを切り替えられていた。結果、自己ベストを更新し「自信が持てた」と殻を破れていた。周りからの目を気にせず自分自身に集中することがスポーツを楽しみ、上達させる第一歩でもあるので、今回芽生えた気持ちを忘れずに今後も取り組んでいってほしい。

【はるま】
今回は50m、100m、リレーを行うメンバーを固定するという初の試みだったが、メンバーのやる気を出させるような「頑張ろう」「勝とう」などの発言が多く、チームの士気を高める存在となっている。仲間の士気を高めることはそのまま実力に影響し、これは個人の戦いでもプラスに働くことが多い。一瞬に集中する陸上は走る前の集中度で大きくパフォーマンスが変わってくるので、今回のような声掛けはとても重要で、今後も続けていってほしい。

【りさ】
今回初参加のかんちゃんに対し、ペアで行う練習では率先して声をかけてあげたり、練習の説明をしてあげるなどとても助かるサポートが出来ていた。またかんちゃんの高い実力を「速いね!」と真っ直ぐな気持ちで認めることが出来ているのも◎。純粋にみんなで良い練習をしたい、という想いで動けており毎度感心させられている。実力も順調に伸びてきており、フォームの知識も増えてきているので、技術的なアドバイスも自信を持って行っていってほしい。

【なな】
今回も調子は好調で、8秒1台を出せており、100mでは力を抜いてリラックスして走ったにも関わらず16秒台で走れていた。このリラックスしてそこそこのタイムを出すことはとても重要で、この感覚の中で新しいフォームなどを試すと実践に持っていくまでの習得が早い。今は腕振りも大きく上半身をダイナミックに使えているが、頭部が振り回されている印象があるので、頭部の安定が直近の課題となる。この課題を今回のような走りの中で意識してみてほしい。

【ゆうご】
今回初参加の一年生の子に並走して優しく声かけをしてあげるなど、先輩として素晴らしい行動ができていた。ユウゴは人一倍フォームに関しての知識も深く、自分自身もいろいろ試してきているので、技術的なアドバイスも自信を持って行ってほしい。今回はユウゴ自身のパフォーマンスも高く、100mで15秒中盤という好記録をマーク。フォーム確認を繰り返していた成果が出せていた様子。今のフォームでもまだまだ伸ばせる余地があるように見えるので、今後もタイムを狙う疾走を積極的に入れていってほしい。

【もりかい】
最近は50mで調子を上げてきており、本人もタイム更新にモチベーションを高く持って取り組めている。ただ100mでは途中で諦めてしまうことが多く、50mに見合った好タイムを出せていない。確かに小学生にとっての100mは疲労を感じながらも振り絞る気合のようなものが必要となってくるが、前半から力みすぎず90%程度の力で走り後半までスピードを維持できるか等の実験をするなどして戦略的に取り組んでみるのも◎。今後大会は100mがメインになってくるので、自信を持って取り組めるようになってほしい。

【かんちゃん】
1年生ながら9秒5という好タイムを出し、先輩達に良い刺激を与えていた。走りのフォームに関して、踵から着地をしており着地時のブレーキが大きいので、腿上げをする意識で自然とつま先からの着地に切り替えられるとさらにスピードに乗りやすくなってくる。瞬発力も高く、力強い一歩で歩幅を広く取れるほどの筋力もあるので、基礎的なフォームを調整するだけで8秒台を見えてくるポテンシャルを感じる。同年代の子たちもいるので、メンバーとコミュニケーションを取ってフォーム分析をし合える仲間を作っていってほしい。

【ちさき】
スタートから体を前傾させる際に胸周りが曲がるなどの姿勢不良が改善されてきている。背骨が曲がるのではなく、体全体を前に傾けて重心移動することができており、最小限の力で加速することが可能となっている。伸びしろとしては、腕振りがわずかに力んでしまい、肩が上がってしまう点。スタートでは早く振るのではなく、大きくダイナミックに腕振りを行い、徐々に回転数を上げていくイメージを持っているとさらに円滑な加速が可能となる。

【りんたろう】
基礎トレーニングを忠実に取り組み、つま先接地や足のたたみに注意して走るなど、フォーム修正を熱心に行っていた。次の段階として足の入れ替えや骨盤をうまく使う動作など、応用的なフォームを身に付けていきたい。この応用的フォームの習得には自主的に走りを映像で確認し、動作の理屈について深く理解する必要がある。まずは映像でのフォーム確認から、自身の走りの理解度を深めていきたい。
 
【まさき】
すべてのトレーニングにおいて、自分よりも速い子と競争する中で学ぼうとする姿勢が多く見られている。きちんとコーチの指導通りにフォーム修正を行い、基礎をにも忠実に取り組むことができている。100m走では初めて自身で上達を感じることができ、スタートから徐々にピッチを上げていく感覚をつかむ事ができた。宿題としてトレーニング後に指導したシザースジャンプで、空中姿勢を整える感覚を養っていきたい。

【ひろ】
スタートからの前傾姿勢、接地位置をなるべく後方にずらすイメージをもってフォーム修正を行っていた。基本に忠実に、自分よりも速い子と走る際にも力まずに自身のフォームを崩さず走れることがひろの強み。

【かずま】
肩が上がって力んでしまう癖を常に気をつけながらフォーム修正を行っていた。今後は基礎フォームの次の段階として、足の入れ替えや骨盤を使った応用的なフォームに取り組んでいってほしい。特に競争して全力で走る場面では、足が後ろに流れて、ももを前に持ってくる動作に遅れが見られる。接地した時点で両膝が並ぶような意識が持てると◎。

【ゆう】
スタートからストライドやピッチを変化させながら後半の走りにつなげていく加速が行えている。以前は苦手であったスタートからの加速も、上半身を左右に揺さぶる動作により重心移動が生まれ、スピードが向上している。100mや200mなどの長いスプリントもきちんとペース配分を考えながら走ることができている。現状の正確なフォームに加えて、骨盤動作などの応用的なフォームも少しずつ取り入れていきたい。

【るお】
以前は自分よりも早い子とを走ることを避けてしまい、勝負に敗れるとモチベーションを低下させてしまうことが多く見られていた。しかし、今回は自分と同じスピードの子と競ることや、自分よりも早い子に対して学ぼうとする姿勢が多く見られた。現時点で基礎フォームがきちんと習得できているからこそ、自身よりも実力が上の子と走る中で応用的な目線を身に付けていってほしい。伸び代としては胴体部の動き。手足の動きは正確なため骨盤胴体部の動きを身に付けてさらにストライドを拡大させていきたい。

【せいごう】
大会を明日に控えていることから全力でのダッシュは2本程度として、7割程度の出力でフォームを確認した。きちんと大会を想定し、自身がよくやってしまうミスやフォームの崩れを分析して細かく修正していた。坂ダッシュや50m走などの加速が求められる走りでは、深い前傾姿勢をとるなど、レベルの高い走りができている。
どんなに想定を深くしていても大会で全ての力を出せる事は稀であるため、明日の大会を走った後にその走りを分析し、さらに練習の質を深めていきたい。

【すみれ】
かかと接地になってしまう癖を自ら気をつけ、途中から見事に修正できていた。また、顎が前に出る癖や腕振りが横方向やってしまう癖も自然な修正を見せている。最近では加速局面での腕振りがダイナミックなってきており、ストライドが増大してきている。スタート時はストライドを大きくし、徐々にピッチを上げていくようなコントロールを見つけれると苦手な長い距離も減速することなくだしすることができる。ビッチの変化をいろいろ試しながらトレーニングしてほしい。

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