3月10日レポート

坂道上り50mダッシュ
階段で着地講習
階段ダッシュ各種
坂道下りフォーム走
階段ダッシュタイムトライアル
ジャンプ系筋トレ

個別アドバイス

【るお】
タイム計測のあるトレーニングには集中して行えているが、フォーム意識や追い込む系のトレーニングでは面白さを見出せず集中力を切らしてしまう場面が目立った。「今日○秒出す」という短期的な目標は立ててモチベーションに繋げることは出来ているが、「半年後の大会/運動会で何秒を出す」等の中長期的な目標を真剣に立てられると、タイム計測以外のトレーニングにも気持ちを入れて取り組むことができる。

【かい】
坂道や芝生といった普段と違う環境でのトレーニングだったが、人一倍集中してトレーニングすることが出来ていた。階段トレーニングでは肩を落とす着地動作のフォーム講習にも黙々と取り組んでいた。その甲斐もあり、上級生にも迫る走力を身に付けておりメンバーに非常に良い刺激を与えている。黙々と取り組めるのがカイの良さでもあるが、フォームに関してはコミュニケーションも今まで以上に取って構築していきたい。

【ゆうご】
「良い接地とは何か?」というかなり踏み込んだ内容の質問をしてくるなど、かなり深い知識を習得しており、考えられている。良い接地とは、重心近くで接地させられており、着地時に足首、膝、股関節をロックさせて反発を使った跳ねるような着地が望ましいとされており、ユウゴの接地はこの理想に近い。ユウゴの直近の課題は力が上に抜けやすいので、離地の方に課題がある。本人も自覚しており、「坂道ダッシュは自分に必要なトレーニング」と言っていたように、上りの坂ダッシュは離地の感覚を磨くのに有効。

【まさき】
フォームが安定してきており、特に上りの坂ダッシュでは腿も上がり、綺麗なつま先接地を行えていた。このフォームで走ることで、腿を上げる腸腰筋、接地時に体を押す腿裏の筋肉(ハムストリング)に刺激が入りやすく、走力が上がりやすい。まさきが好んでいる階段トレーニングでも同様の感覚で走れると理想だが、前足で体を持ち上げようとすると太腿前側に負荷がかかる。そのため、今回伝えたように後ろ足で押して(ジャンプする感覚)上れるようになると階段が非常に有効なトレーニングとなる。

【ゆう】
階段トレーニングでは骨盤や肩甲骨を使った体重のかけ方を学び、実際の走りに落とし込もうとする姿勢が見られた。基礎フォームをしっかりと行えており、応用的な要素を学ぶ段階。そのため、階段や坂道などのいろいろなトレーニングの中で気に入った体の使い方を見つけ、走りに取り入れていきたい。

【けいた】
坂道でもつま先からの接地や腿を上げる等、基礎的なフォームを抑えて走れていた。ただ以前として上半身がブレており、頭部も不安定にグラついてしまっているので、腕振りを体から離さないよう振る意識を継続するとともに、体幹部を固めるトレーニングを継続的に行っていきたい。階段での着地意識トレーニングでも集中して行えており、フォーム改善にモチベーションを持って取り組めているので、筋トレにも意味を見出して取り組んでもらいたい。

【とらのすけ】
3回目の利用で少しずつ周りの子との関係や環境に慣れてきた様子。以前は乗り気でなかったトレーニングに対しても、前向きに取り組む姿勢が多く見られた。特にるおに対して質問を積極的に行うなど、他者から学ぼうとする姿勢が多く見られた。少しずつつま先で接地することや、腕振りを目の高さまで行うことなど、基礎的なことを自分のペースでコツコツと学んでいってほしい。

【はるま】
体の前傾を作ることが誰よりもうまくできている。下り坂や階段を走る際に、きちんと体の傾きを変化させることができている。これはスタートで前傾を作った後に徐々に姿勢を起こしていくコントロールに活きる体の使い方。はるまの強みを活かす意味でも積極的にとりいれていきたい。より腕振りや足を前に振り出す動きがが大きな可動域で行えると◎。

【りさ】
いまだにかかと接地になってしまうことなど、基礎フォームが定着していない点も見受けられる。その反面、階段や坂ダッシュなどの身体機能が必要なトレーニングでは高い能力を見せている。特に体幹能力は素晴らしく、階段や坂の中でもバランスを崩す場面は見られず、体を平行に保つ能力が高い。これと並行して基礎的なフォームを無意識下で行えるように取り入れていきたい。

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