1月30日レポート

フォーム講習(着地動作)
50m×1(フォーム確認)
50m×5(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
リレー

個別アドバイス

【ゆうま】
着地足側の肩を落として反発を受け止めるドリルが最も綺麗に行えており、メンバーにアドバイスをし、そのメンバーも上手く出来るようになっていた。トップグループでは力感の調整等より専門的な意見を交わすようになり、とても成長しやすい環境を構築できている。今回の肩を落とす動き等をスプリントに取り入れることは難易度も高いので、メンバーと確認し合いながら成長していってほしい。

【ななこ】
50m走では毎回数本はタイムを狙いにきて、その時は7秒台を安定して出せている。目的を持ったフォーム確認の疾走もあるが、個人的にはもう少しタイムを狙う疾走の割合を増やしても良いかと思っている。全力疾走の中でフォームを確認することも気付きが得られ、メンバーとのスピード差を見ながらフォームを変化させることも重要な学びとなる。

【ゆう】
7秒中盤にまで伸びてきた後も緩やかになりつつあるが成長を続けている。テツシ、ヒロと良いライバル関係になっており、毎回緊張感のあるレースができている。まだ手足だけで走っている感があるので、これから胴体部を使うキッカケとして、今回伝えた着地足側の肩を落とす動きを地道に歩きからジョギング⇨流し⇨ダッシュと実戦的なものとして習得していってほしい。

【さき】
顎が上がり、胸が前にでて重心が後ろに残りがちになっている。ここの重心操作はシビアであるが、タイムには大きく変化するところであるので、実戦の中で上体の姿勢をいろいろ試し、正解を見つけていってほしい。壁を押す時にどの姿勢が一番力を加えられるか等で姿勢を探ってもらえると感覚がわかるかもしれない。また反り気味になる原因の一つとして腹筋が比較的弱いので、体幹トレーニング等も実践してほしい。

【すみれ】
7秒台を出し、成長の真っ盛りではあるが、依然として腕振りが低いのが気になるところ。出力が上がるにつれて下半身の動きもダイナミックになってくるので、腕振りでバランスを取る必要性が高くなってくる。ただスミレの腕振りの良いところは腕に捻り(内旋から外旋)を入れながら前から後ろに引く動作が入り、骨盤を前に出す動きに繋がっている。この腕を引く動作の感覚は変えずに振り幅を大きく出来ると◎。

【はるま】
足を前に伸ばす動作で歩幅を伸ばそうとしてしまっているので、着地時のブレーキが大きい。推測だが、自分より身長の高いライバルと競る中で無理に歩幅を合わせようと無意識にやっている可能性もある。着地時に反発を感じる感覚を持って走れると足が間伸びしなくなる。ライバルと競って走ることでメリット大きいが、時にはライバルから離れて走り、変化を感じてみることも手段の一つ。

【なな】
足を重心近くに着地させる動作が最近特に上手くなり、走力アップに繋がっている。コーンを使った練習がその動作に当てはまり、本人もこのトレーニングを好んでいることから良い感覚を掴んでいる様子。この着地足を寄せる動作、ほとんどの子が出来ていないので、ナナが習得した中で言語化をしてもらえると他のメンバーの成長にも繋がり、アウトプットすることでナナ自身の成長にもなってくる。

【ゆうご】
前回初の7秒台を出したが、今回も7秒台をマーク。着地足は重心に近いほど着地時のブレーキが少なく望ましいが、ユウゴは着地する足に上半身から乗り込むような形で行えている。おそらくこれが最近の成長の大きな要因と思われる。着地動作はメンバー内でもトップクラスに上手いので、次の伸び代としてはキック動作であり、よりダイナミックに下半身を動かすためにもまずは腕振りをもう少し大きく振りバランスを取る必要がある。

【ちゅうま】
以前は負けることを恐れすぎてしまい、自分よりも速い人と走ることを避ける傾向があったが、少しずつ前向きに格上の人と並走することにも挑戦し始めている。
また走りに関しても体の前傾をうまく作り重心移動をうまく行えるように上達している。足が後方に流れることや、腕振りがコンパクトになりすぎている傾向があるため、修正を図っていきたい。

【ゆうき】
久々のトレーニングで少し集中力を欠いてしまっていた印象。トレーニングへの理解力は高いものの、周りの子と自分を比較してしまい、取り組むことを中断してしまう姿がみられた。上達したスタートのフォームなどのうまく行えている要素も相変わらずあるため、一つ一つ基礎フォームに取り組んでいってほしい。

【かずま】
腕振りを行う際に肩が上がってしまう癖がみられる。相変わらずつま先接地や膝のたたみなどの足に関する基礎フォームは正しく行えているが、腕振りがうまく行えていないために推進力が低下している。肩を挙げずに、前後方向へと大きく腕を振るのは非常に難しい動作だが、習得して推進力を向上させていきたい。

【てつし】
スタートでの加速、後半の走りと、走りを各フェイズにおいてどんなフォームで走ればよいかなど応用的なことを考えながらトレーニングすることができている。すこしずつ苦手としていたロングスプリントも正確なフォームを保って走ることができている。骨盤の操作も向上しているため、継続して取り組みたい。

【はる】
背骨の姿勢をきれいに保つことができており、後半に伸びる走りができている。また腕振りも肘を90度に曲げたまま、大きく前後に振ることができている。伸びしろとしては足に関するフォーム。競争場面では踵からの接地、足の入れ替えが遅れている場面があるため、スキップなどの動きを走る前に取り入れるなどして改善を図っていきたい。

【せいごう】
フォームに関して、1本1本の走りにおいて明確な目的をもって修正できている。特にスタートに関してストライドを拡大させる取り組みが非常に的を得ており、タイムにも顕著な変化が出ている。また後半に指導するなど、アウトプットできていることも自身の学びや考えを深める意味でも有用であるため、継続していってほしい。

【とうわ】
足の軌道や接地位置、腕振りの位置などの基礎フォームは完璧に行うことができている。骨盤の動きや肩を落とすフォームなど、応用的要素を取り入れて更なるスピードアップを図っていきたい。
足の親指付け根が接地時に痛むことがあるとの訴えあり。足の親指を伸ばす筋肉(長母指伸筋)の腱に痛みがあり、原因は足首の全面の固さが考えられる。セルフケア方法を本人に指導したため、継続してケアを行ってもらい改善させていく。

【ひろ】
基本的なフォームはすべて頭に入っており、体現することができている。タイムも徐々に向上してきている。今後さらなるレベルアップを図るために考えられる伸びしろは、“体の全面強化”。体幹に関しては背中の筋肉、太ももに関してはハムストリングスと後面の筋肉が強い傾向があるため、反対に位置する腹筋群・腸腰筋の強化を重点的に行っていきたい。姿勢の更なる安定や、ももをさらに高く上げれるようになる事が期待できる。種目としてはマウンテンクライマーなどを習慣的にトレーニングとして行えると◎。

【りさ】
骨盤の動きなど教えてもらった内容に関しては、応用的なものでもきちんと体現することができる。指導された内容を再現する能力は高いが、自発的に考えながらトレーニングを行うことが今後の改題。基礎的なフォームを忘れてしまう場面もあるため、走る直前に気を付けたいポイントを確認するなど、狙いを持ってトレーニングできるような声掛けを行っていきたい。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アルファプラス

東京都杉並区の済美山陸上競技場で活動する陸上クラブ/かけっこ教室!
練習を強制されず、自ら楽しむ自立したアスリートを育成します!
アルファプラス

ケンちゃんTwitter