陸上選手から学ぶ小学生50m走レベルアップ練習!④足が地面を離れてからの動きを改善して足の回転率を上げる!

今回は足を素早く動かせるフォームをお伝えします。
足の回転率が飛躍的に上がる動きですので、一段階上の走りを実現するためしっかりマスターしてください!

足の運び方

足が地面を離れて、身体の前側に足を持ってくるまでの間に着目します。
一瞬の動きなので動画をスローで確認しないとわからないと思います。

ⅰ.踵がお尻にくっつくようにします

足が地面を離れて前方に行くまでの過程で、踵がお尻から離れていませんか?

足が後方から前方にいくまでの動きは腰を軸とした半円運動です。
つまり軸である腰から足が離れれば離れるほど、足を前に持ってくるのに余計な遠心力がかかってしまい、スピードが落ちてしまいます。


試しにその場に立って、膝を伸ばして足を前に持ってくるスピードと、膝を曲げて踵をお尻にくっつけて前に持ってくるスピードを比較してみてください。

すると後者の方が圧倒的に素早く持ってこれると思います。

つまり、速い回転率の走りを身につけるには踵をお尻にくっつけて足を移動させることが重要です。



ⅱ.足を前で回転させるようにします

まずは足の前回転と後回転を比較した動画をご覧ください。



踵がお尻にくっついた瞬間に膝が下を向いていると後回転の走りになっています。
後回転になると足が前に伸ばせず歩幅が短くなってしまいます。

踵がお尻にくっついた時は膝が斜め前あたりに向いているようにします。

この改善方法は腿上げにあります。
ただの腿上げではなく、腿を上げつつも踵をお尻にくっつけるようにします。

この腿上げで前に進み、段々とスピードを上げていき、自然と走りに繋げていきます。
腿上げと走りがいつ切り替わったのかわからないくらい自然に切り替えられるとグッドです!

すると足が前で回転する走りに改善できるかと思います。

腿上げ動画↓


まとめ



足の前回転については、陸上部でも出来ていない選手を見るほど、レベルの高い動きです。

上半身、下半身の連動を取るための筋肉を鍛える必要もあり、一筋縄ではいかないフォームです。

しかしこの前回転の意識を持って走りのトレーニングをすることで、ただ漠然と走っているよりも成長の効果が確実に高くなります。


次回が最後のノウハウ、素早いスタートダッシュについて解説します。
50m走はスタートが極めて重要ですから、しっかりと抑えておきましょう!

⇒次回【素早いスタートダッシュで最後の仕上げ!】

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