50m×7(タイム計測)
クラウチングスタート講習
25秒間走
20秒間走
リレー
個別アドバイス
【りょうすけ】足底が痛いと訴えていたので軽めに参加するよう促していたが、走っている最中で痛みがなくなったとのことで続行。25秒間走ででは前半から積極的に加速していき、ライバルに勝利していた。本日はつま先接地寄りで走れていたが、踵からの着地で踵に体重が乗っていることが多い。足底にもダメージが来る着地であるので、腿上げ等で早急に完全な改善を行いたい。
【とうわ】
着地足の真上に体重が乗るように重心を左右にずらしながら走る”側軸フォーム”を伝授。50mの最初の数本は「遅い」と合っていない様子であったが、5本目あたりから馴染んできた様子で好タイムを出せており、本人もしっくりきていた様子。50m8本の中でも細かくフォームを変化させて本人なりに試行錯誤して行えていた。今後は数週間〜数ヶ月かけて習得するフォームにもチャレンジする可能性もあるので、今回のようなスタンスは大切にしてほしい。
【ちさき】
50mではナナコと良いライバル関係で競っていた。途中からちさきがリードするレースもあり、7秒台へと入るハイレベルな勝負になっていた。本人は特にフォームの変化は行なっていなかったようだが、おそらく前に人がいるといつも以上に前傾してしまい、足が後方に流れてしまう癖があり、ナナコから離れたレーンで走ったことでナナコを意識せず上体を起こせて走れたことが要因になっている考えられる。
【ゆうま】
大会で14秒00と好タイムをマーク。練習の50mでも7秒2まで上げられており、トップ集団の中でも頭ひとつ抜けた存在となっている。肩甲骨後傾の意識を継続して行えている。非常に感覚的なフォームにもチャレンジできるようになってきているには流石。今後の伸び代として、まだ猫背であるので、肩甲骨後傾の意識は継続しつつ、頭部が肩の真上にくるよう調整できると背中の丸まりも改善されてくる。
【なな】
50mを9秒1まで上げることができ、8秒台目前となってきた。腕振りがダイナミックになり、脚も高く上げられるようになってきている。次の伸び代として、体の上下動が大きく、上に跳ねてしまっている。改善方法の結果から言うと、離地位置をもう少し後ろにずらすことになるが、意識としては「歩幅を広げるイメージ」「遠くに跳ぶイメージ」「膝を前に出すイメージ」と言ったところになるので、ななと相談しながら改善させていく。
【さくと】
つま先接地が形になってきており、足の畳みも改善傾向にある。課題としては顎がやや上がり気味で重心が後ろにいきがちなので、顎を引いて体全体の前傾を意識すると後半もさらにスピードに乗れてくる。前傾した際は腿が上がりにくくなり、踵接地になりやすくなるので、注意しながら慎重に行いたい。タイムが落ちた際も気持ちが落ちることなく、フォームを変化させて試行錯誤できるのがさくとの強みであるので、今後も期待したい。
【せいごう】
さらに反発を感じる着地ポイントを見つけたのか、水平移動するようなよりスムーズな走りになっている。それに伴いタイムも上げており、実力の近いてつしと声掛けをしあう良いライバル関係となっている。今はこのフォームを崩さず、50mなどの短い距離の反復練習および、スクワット等による臀部、ハムストリングの強化が効果的に走力アップにつながってくる。
【ゆうご】
フォームを意識する疾走とタイムを狙う疾走を使い分けられている。課題で合った前傾姿勢も今は綺麗に取れるようになっており、そのまま走力に繋がっている。今後の伸び代としては、離地した後の足の引き戻しがまだ遅いので、今回フィジカルトレーニングで行ったマウンテンクライマー等で腸腰筋の強化をするとタイムに直結してくる。
【もりかい】
つま先からの接地、腿の高さ、ダイナミックな腕振りとアドバイスした部分を忠実に意識して走れている。今はフォームの形を作っている段階であるので、まだ直接的にタイムには繋がりにくいが、これが無意識レベルに身に付いた時に走力が上がってくる。タイムが落ちた時の悔しさを次の原動力に変換出来ているので、今後強くなるメンタリティを持っているので期待。
【けいた】
50mのタイム更新、ライバルとの勝負を純粋に楽しんでいる。しかし一方で腕振りが乱れるなど、ややガムシャラになり過ぎている一面もあるので、まずは勝負を楽しむ疾走、フォームを作る疾走と分けて行えるようになると、より短期間でタイムを縮めていkる。長期的に走りを楽しんでもらうためにもこちらからも促していく。
【はるま】
今回も8秒6台までタイムを上げており、モチベーション高く取り組めていた。また「他の人の走りも見てみる」と観察に徹する場面もあった。その際には着地やスタート姿勢など改善点を次々に挙げられており、はるまの観察力の高さが感じられた。観察力が高いと、自分のフォーム分析をした時の基準がわかってくる。今後は観察をして、その子にアドバイスが出来るようになってくるとその子の感覚も理解できるのでさらに◎
【りさ】
順調にタイムを上げられており、先輩達に良い刺激を与えられている。伸び代として、臀部の筋肉がもっと使えるようになるとより大きなストライドを出せるようになる。体の成長とともに筋肉も発達してくるのでハードな筋トレをする必要はないと思うが、走る前に数回スクワットをしてスタートする等すると、臀部の筋肉を意識できてストライドを伸ばせる可能性もある。
【ななこ】
様々なフォームを試す、チームメイトと意見交換をするなど、良い姿勢でトレーニングに臨めている。特にちさきと良い意味で切磋琢磨でき、自己ベストを出すなど結果にも変化が現れていた。今後も他のチームメイトと刺激し合うことを大事にトレーニングに臨んでほしい。
【りゅういち】
トレーニングに対して真摯に取り組んでいる。ゆっくりとフォームを意識して走る際にはリラックスしたきれいなフォームで走ることができている。競争する場面や、タイム計測になると肩が上がり、踵から接地するなどフォームの崩れがみられる。周りの子を意識し過ぎずに自身のフォームに集中できると◎。
【まさき】
トレーニングに集中できており、前に大きく振る腕振りやつま先接地などの基礎フォームを安定して行えていた。コーチ陣にも積極的に質問を行い、学びを深めながら1本1本の走りに工夫を凝らしていた。考えて言語化する能力が高いため、今後もこの姿勢でトレーニングに臨んでほしい。
【たける】
果敢に速い子と競争しようとする行動が多く見られた。スタートの際に前に“頭突きをするイメージ”をもって走るなど、明確な目的をもって走りを行えていた。接地の仕方や足のたたみなど非常にうまく行えている。伸びしろとしては腕振り。より前に大きく振る意識を持てると◎。
【ひろ】
スタートでの前傾姿勢や大きな腕振りなど工夫しながらトレーニングしており、加速において改善がみられている。伸びしろとしては、ももの上りが甘い点。もも上げやもも上げジャンプなどを習慣的に行い、ももを上げる筋肉(腸腰筋)の筋力強化を行っていきたい。また走るトレーニングの間にウォーミングアップとしてこれらを行うと、走りにも変化が表れやすいのでぜひとも実施してほしい。
【かずま】
基礎に忠実にトレーニングに対して臨めている。つま先接地や足のたたみなどは正確に行えている。大きな伸び代としては腕振り。前に大きく振ろうとする意識ができているが、肩に力が入りすぎてしまい方が上がってしまっている。意識しようとしている内容は非常に良いため、今後は無意識でもこれらを行えるようにどんな力の入れ方をしたらよいかを模索してほしい。
【てつし】
苦手であった200mなどの長い距離のダッシュでも先頭集団を走り、後半に失速することがなくなった。以前は顎が前に出て上半身が力んでしまっていたが、リラックスして走行中の姿勢が顕著に改善した。今後もできるだけ力を抜いて速く走る感覚を追及して試行錯誤してほしい。
【ゆうき】
目的意識をもって、自主的にトレーニングに取り組むことが多くなった。またコーチ陣にも積極的に走った上での感覚や、改善点について質問するなどコミュニケーションを積極的に取ってくれるように変化した。フォームに関して考えて改善していく作業が“楽しい”とも発言しており、非常によいマインドセットで陸上に取り組めている。タイムにもこれらの姿勢が表れ、50mの自己ベストを更新。
【さき】
つま先接地や足のたたみなどの足に関する基礎フォームは安定して行えている。腕振りに関しては低い位置で行ってしまい、推進力が生み出せていない印象。しっかりと前に大きく振れるとより地面を強く蹴ることができる。目安として、自分も目の高さまで指先が届くように腕を振ってみてほしい。
【すみれ】
ななこやちさきといった上級生に果敢に挑んでいた。いつもは自分よりも速い子と供する場面では力んで腕振りが崩れてしまうことが多かったが、今回は前に走られてしまってもフォームの崩れが少なかった印象。色々な速さの子と積極的に走り、横不利となってしまう腕振りなどの課題となっている部分の修正を行っていってほしい。
また自主トレは継続できており、フィジカル面での向上は見られているため、今後も継続して行ってほしい。
【みっきー】
りょうすけ・さくとと良いライバル関係となっており、良い刺激を与え合えていた。
久々の参加で、つま先接地や足のたたみなどの基礎フォームがうまく行えていなかった。柔軟性などの身体能力は高く、ポテンシャルはあるため、基礎フォームの定着を図っていきたい。
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