6月27日レポート

【本日のメニュー】
50m×6
200m×1
100m×1
25秒間走
リレー

個別アドバイス


【はるま】
基礎フォームがん安定して行えている。またモチベーションも高く、上級生と積極的に走って競る場面が多くみられる。伸びしろとしては足が少しだけ流れる傾向があるため、
足の入れ替えを意識して行えるとピッチの向上につながる。また顔が左右に振られる癖があるため、体幹の筋力強化を行るとさらに安定した姿勢で走ることができる。

【さき】
基礎フォームを意識して行っている。つま先接地や腕振りは少しずつ行えているので、継続して無意識レベルで行えるよう目指していきたい。
走っている最中に顎が出る・腰が反る癖がみられるため、体幹の強化を優先して行っていきたい。柔軟性はチーム随一なので、体を固められるよう腹筋などの筋力を高めると走力につながる。

【すみれ】
持ち味のダイナミックな腕振りや、股関節大きく使ったキックはしっかりと発揮できている。その反面、これらの手足の動きの強力さに体幹部の筋力が追い付いておらず、姿勢が崩れがちとなっている。体幹インナーマッスルの筋力トレーニングを重点的に指導行っていきたい。また走っている最中に目線が左右にぶれてしまうことが多いため、視点を決めて走るなどの声掛けも随時行っていく。

【てつし】
下級生に対して積極的にコミュニケーションをとって、チームの指揮を上げていた。特にゆうきに対してフォームだけでなく、トレーニングへの姿勢を伝えるなど行っていた。その反面、てつしが声掛けしないとゆうき頑張れないという現象が起きていた。そのことを哲史にも伝え、次のレベルとしてはいかにして“てつしが声掛けしなくなってもゆうきが高い意識を保てるか”に取り組んでもらった。その結果、ただ意識してフォームを直すことやトレーニングを頑張ることだけの声掛けから、誰と走ったらゆうきはモチベーションが保てるかなどの環境設定まで考えており非常に質の高い指導を行うことができていた。
走りに関しては、少し力みが強く出ているため、8-9割程度の力で基礎フォームをきっちりと行う意識で走れると◎。基礎に関する意識付けを強化したい。

【ゆうき】
はじめの1ー2本は久しぶりということもあってか走る事を拒否したり、帰りたいと発言することもみられた。しかし、てつしやチームメイトがアドバイスを行なってくれることでモチベーションを取り戻しトレーニングに参加することができた。まず走りやトレーニングを楽しめることをゆうきのペースで感じていけるように声かけや根拠設定行っていきたい。

【とうわ】
200mや25秒間走という自分の不得意な長い距離に関して高いモチベーションで取り組んでいた。以前は苦手なトレーニングに対しては消極的であったが、前半からスピードを出して上級生にも食らいつく姿勢がみられた。苦手な距離を積極的に取り組むことで、短距離でも後半の伸びが得られる。今後も意識してトレーニングにら参加させていきたい。

【ひろ】
勝負にこだわる意識に高く、トレーニングへのモチベーションを持って取り組めている。その反面、同レベルの子と競り合うシーンでは力んでフォームを崩す場面がみられた。とくに接地が崩れて踵からの接地になりがち。競り合う場面こそ冷静にフォームを正確に行う意識を大事にしたい。

【かずま】
はる、はるまと良いライバル関係となっている。ほぼ同着の中でも三人ともタイムが向上してきているため、引き続き意識して競り合わせていきたい。
かずま本人も三人で一緒に成長することがモチベーションとなっている旨を話す場面があり、良いメンタルで仲間と関係を築けている。技術に関してはスタートに関して出遅れることが多いため、腕振りを意識して1歩目を速く行いたい。

【こうた】
背中の筋肉に痛みを感じていたため軽めのメニューでトレーニングを行なってもらう。体が大きく成長する時期だからこそ、細かい故障は多くなってくる。そのため無理のない負荷でトレーニングを積み、ケアをこまめに行うことを意識つけていきたい。背中の痛みはお尻の筋肉の固さが原因である可能性が高いため、お尻の筋肉のセルフケアを指導する。

【みこと】
最近集中力が切れてしまう場面が多いが、初めて来た子や自分よりも下級生に対して指導する場面などではキチンと役割を果たしてくれる。自分の成長ではなく、他の子の成長にフォーカスを当てるとモチベーションを高く取り組めるため、指導役を積極的に与えていきたい。その中で基礎フォームの自身の理解も深めてもらいたい。

【ゆうま】
ダッシュ時の無駄な力みが解消されつつあり、胴体部に動き出てきた。特にキック時に股関節の伸展が顕著に出るようになり、ストライドが広がってきている印象。
200m走では前半100mはトウワに先手を取られていたが、後半の直線では落ち着いて力むことなくペースを上げてトップでゴールしていた。
しかしまだ足が後方に流れ気味であるので、今の強みを消すことなく前捌きを習得させていきたい。

【りゅういち】
腕振りやつま先からの接地が、こちらからの声掛けがなくても行えるようになってきている。それに伴い、タイムも向上してきており、リレーではバトンを受け取った瞬間、高ピッチ(回転数)で快走。人に勝つ経験を重ねていくにつれて速く走ることへのモチベーションが上がっている様子。りゅういちのモチベーションとなるスイッチをより明確に理解するようこちらも努める。

【ななこ】
50mで久々に7秒台を記録することができ、喜んでいた。フォーム模索中に出た好タイムであるので、その時の感覚を忘れないようにしてほしい。おそらく前方の腕振りを前ではなく上に振る意識を強めた時に好タイムが出るのでは、とこちらで予想しているが本人の感覚を聞いて擦り合わせながら、良いフォームを探っていきたい。

【そら】
50mも100mもほぼ全ての疾走でショウタと接戦で同着でゴールしていた。これほど同レベルのライバルがいることも珍しいので、非常に良いスピードの指標となる。この際に腕振りや腿の高さなど多少変化させ、ショウタとの差がどう変化するかを実験的に試せるようになるとさらに質の高い練習となるのでこちらでも声掛けで促していく。

【しょうた】
ソラと接戦を繰り広げ、50mでは8秒台を連発していた。ショウタは競うと好タイムが出やすい傾向にあり、自分でも理解している様子。今日は特にフォームの指摘はしなかったが、課題である踵接地や腕振りは改善されていた。この勢いを崩したくない為、次の課題を提示する際は慎重にいきたい。直近の伸び代は頭部の揺れなので、まずは視線を固定する方法を実践させていきたい。

【たける】
つま先からの接地、体から離さない腕振り、さらには重心側に引きつけるような着地動作と高いレベルのフォームで走れている。伸び代としては一歩一歩の蹴りが上に浮いてしまっているので、蹴る方向の微調整が必要になってくる。これにキック時の足の巻き上げが関係している可能性があるので、腿上げの意識を入れて足の軌道を改善させていく。

【さくちゃん】
トレーニングに対して集中力を切らすことなく取り組めていた。疾走後はタイムを早く聞きたい様子で、自身のタイムにも興味を持てている。まずは走ること、勝負することの楽しみを知ってもらうことが先決であるが、段々と競技力の向上にモチベーションを移行させ、長期的に陸上を楽しんでもらいたい。直近のフォーム伸び代としてつま先接地を習得するところから始めていく。

【はる】
腿を上げる、腕振りを体の近くで振るなど意識的に行っていたフォームが段々と定着してきた様子。しかし、踵からの接地がまだ改善しきれていないので引き続き意識を継続してもらう。今回は接戦の勝負が多く、力みやすい疾走もあったと思うが、その中でもフォームを意識できる落ち着きを今後は身につけていきたい。

【りょうすけ】
50mで9秒台を出すことが多くなってきたが、たまに10秒台に入ってしまった時はしっかりと落ち込めている。目標の結果が出なかった時でも腐らず次の活力に繋げられるところはリョウスケの大きな強み。記録が出なかった時こそ冷静になって、何が悪かったのか自問自答できるとさらに○。まずは踵接地を完璧に改善することが直近の課題。

【さくと】
基礎的フォームが定着しつつある。別の課題として背中が反り、重心が若干後ろにいっている為、もう少し前傾を意識できるとさらに推進力に繋がってくる。上体の傾きは微調整になるので、練習の2本〜3本は速さは気にせず、フォームを意識する疾走にして修正を試みるなど、気持ちの切り替えも必要となる。その際はこちらも注意して見るようにする。

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