6月20日 レポート

【本日のメニュー】
50m×6
200m×1
100m×1
25秒間走
リレー

個別アドバイス


【さくと】
腕振りに関して、意識して行ている。一度指導されたことをしっかりと忠実に練習できるのがさくとの強み。これに加えて、足を前に出す際にしっかりとたたんで踵をお尻につけることや、つま先での接地などの足に関する基礎フォームが行えるとスピードが上がる可能性が高い。基礎フォームの定着を図っていきたい。

【ちゅうま】
目的意識をもって取り組む場面が増えてきている。特にスタートに関しては少しコツがつかめたようで、腕振りを意識して行っていた。またりゅういち&ゆうきという実力の近い仲間と一緒に走らせることでトレーニングに対する姿勢が大きく向上した。ちゅうまがモチベーションを高められる環境設定を常に提示していきたい。

【はるま】
腕振りの大きさ、つま先での接地など基本的フォームは完全に習得している。スピードを上げた際や、隣の選手と競った場面でもフォームが崩れないことからも、無意識レベルで行えていることがわかる。
フィジカル面では、体幹部の筋力がついてきており、走っている最中に姿勢が安定している。はるまの大きな武器なので今後も強化図っていきたい。

【ゆうま】
走り途中に足部の痛みを感じて、練習を中断。脛の外側に位置する筋肉(長腓骨筋)が炎症を起こしている様子。学校で遊んでいる際に軽い捻挫をした様子で、その際に筋肉が固まってしまい、そのまま走る回数を重ねたことで筋肉に負担がかかってしまったと考えられる。人体や骨には異状ないような所見であるため、筋肉へのケアを指導行う。炎症所見(熱を持つ・赤みがある・腫れる)などがあれば病院受診をお願いいたします!


【りゅういち】
つま先接地や足のたたみなど、足に関する基礎フォームがかなり向上してきている。空中で足を入れ替える応用的なフォーム作りもかなりうまく行えており、自粛前に実施できていた下半身自主トレの成果が出ている。
今後の伸びしろとしては、上半身や体幹部。特に体幹部の筋力が弱点で、走っている際に体がブレてしまっている。また自主トレの指導などで強化図っていきたい。





【みっきー】
自粛明け最初のトレーニングですが、腕振りやつま先接地など基礎的フォームは一本目から崩れることなく行えていた。
りょうすけ、さくとと接戦を繰り広げ、わずかでも勝利した際には喜んでおり、良きライバルとして関係が出来上がっている。
フォームの伸び代として、顎が上がり重心が後ろに下がり気味なので、顎を引く意識と前傾姿勢を作るために腹筋を強化できるとさらに走力を伸ばすことができる。

【りょうすけ】
意識をすればつま先接地を行えているが、接戦になった際は踵接地になるなど、基礎的フォームが崩れる場面があったが、50mは9秒台を安定して出せてきている。
みっきー、さくとと、走力の近い良いライバルがいるため、競った際にいろいろとフォームを試し、自分のスピード感で良い悪いを判断する長期的な視点を持てるとアスリートとして強くなってくる。まずは着地や腿の高さなど比較的意識しやすい部分から試していけるよう声かけをしていく。

【とうわ】
自粛中、陸上の練習はほぼしなかったと本人は言っていたが、50mでは7.4秒台をマーク。体幹が強化されたのか上体のブレがさらに抑えられ、30mを過ぎてからの後半の伸びが驚異的であった。トップグループに非常に良い刺激を与えていた。
今回初参加のゆうたについて「ゆうたは鬼ごっこがすごく強い」と紹介してくれたり、フィジカルノートの説明を丁寧に行うなど、友達想いの一面も見えた。

【ちさき】
久々の参加となったが走力の成長が著しく、50m走では7秒台を複数回出していた。一本目こそ基礎的フォームが乱れていたが、動画で動きを確認後はフォームを改善し、男子のトップグループと僅差の勝負を行えていた。腕振りを体の近くで大きく触れるようになり、上体の横ブレが以前よりも抑えられたことが走力向上の一つだと思われる。
低学年の子の話を途中で切らずに最後まで聞いてあげたり、いつも笑顔でいるチサキはクラブの良いムードメーカーとなっている。

【こうた】
久々の参加であったがつま先接地等の基礎的フォームは崩さず行えていた。以前からの課題ではあるが、腕を横に振ってしまう癖があるので動画確認等で改善を図っていく。
序盤からスパイクに履き替え、トップレベルでの勝負を楽しんでいた。以前より空中での足の入れ替えがスムーズになっており、腿上げドリルをもう少し意識できれば足の前捌きができ走力はさらに上がってくると思われる。25秒間走ではトップに食らいつき根性を見せていた。

【みこと】
腕振りが小さく乱れがあるものの、50m走から200m走まで集中力を切らすことなく全力で行えていた。走ることを楽しめており練習中にふざけることも少なくなってきた。段々と競技に興味を持たせていき、動画でのフォームチェックや自分の伸び代を知ることに対しさらに貪欲になってほしいと思うが、焦らせずミコトのペースでまずは走りを楽しむという土台部分を確実に構築していく。

【ゆうた】
鬼ごっこや変形スタート、リレーは全力で行えていたが、50m走では集中力を切らしてしまう場面があった。チームを勝利に導くことに対しては全力で取り組めるが、自分のタイムとの勝負にはいまちいモチベーションが上がりきっていない様子。フォーム改善でタイムが伸びる成功体験を積ませ、競技としての楽しさを伝えていく。まずは踵からの接地となっているため、つま先接地(指の付け根あたり)に切り替えるのと、顎が上がる癖があるので、顎を引く意識。この二点を優先的に改善させていく。

【りさ】
動画での動作確認、アドバイス後は腕振りを意識して走ることができていた。速く走りたいというモチベーションがあるとともに、鬼ごっこや変形スタートなどのゲーム形式の走りも楽しんで取り組めていた。
年長さんということもあり、メンバーに走力の遅れを取る場面もあったが最後まで真剣に走れていた。この姿勢を崩させず、一日一点のフォーム改善ポイントを伝え、競技としての楽しさも教えていきたい。

【てつし】
50m走で7.8秒の自己ベストを更新。以前は敵わなかったトップレベル集団と僅差の勝負で同着でフィニッシュする場面もあった。つま先接地が無意識レベルで行えていることも走力向上の要因の一つだと思われる。本人も自身のレベルアップを喜んでおり、以降の練習への集中力もいつにも増して高く取り組めていた。この勢いでテンポ良くフォームの課題を与えていき、さらなる高みを目指して行って欲しい。

【ゆうき】
踵接地など基礎的フォームが乱れる場面もあったが、指摘後は意識して走れていた様子。練習も最初から最後まで集中力を切らすことなく、真剣に行えていた。言葉として聞くことはないが、走力の近い子はライバル視しており、負けたくないという思いを練習への集中力へと変えられている。以前は勝負を投げ出してしまう場面もあったが、アスリートとしての成長を感じた。

【かずま】
50m走では8秒中盤を安定して出すことができていた。腕振りが以前よりも小さくなり、横方向への振りが入ってしまっているため、動画確認などで改善を図っていく。ゲーム形式のトレーニングでは自ら作戦をたて、トレーニングを主体的に楽しもうという場面が見られた。向上心の強いかずまはチームを引っ張る存在として活躍してくれているので、今後も場面ごとにリーダー役として促していきたい。

【さき】
一本目は踵接地で走っていたが、動画確認後は自分で気付いた様子で意識できていた。女子メンバーと仲良く話している場面も見られ、トレーニングは必ず集中して走るという良い状態を作れている。次のステップとして「○○を意識した」など走りの感想などをトレーナー陣や友人に話せるようになると、さき自身の知見を広げることが出来るので、まずはこちらから質問するなど促していく。

【はる】
以前からの強みではあるがトップスピード時に上半身をほぼ垂直にまで起こし、腿を上げやすい姿勢を作れている。腿を上げる意識は持てているので、次は素早く足を下ろす意識を持たせ、同時につま先からの接地を習得させていく。フォームの意識を言葉にすることも増えてきたが、はるは考えて走ることが出来るタイプなので、勝負に徹する疾走、フォームを意識する疾走を切り分けて行えるよう声かけをしてみる。

【すみれ】
自分より高いレベルの子をライバルとして見れており、いつも以上にスピードを出そうと頑張っていた。しかしその反面、踵からの接地になってしまうなど普段できている基礎フォームが乱れてしまう場面があった。人と競るとフォームが崩れてしまうのは陸上熟練者でもあることなので、難しい部分ではあるが、高学年になるにつれて気合だけでなく頭を使って競技力を上げるということを伝えていきたい。

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