3人〜4人チームに分かれ、チームメイトに言葉だけで動きを伝え、表現するゲームです。
指先の向きや首の僅かな角度までも伝える子も!
動きの観察力、言語化能力を養っていきます!
今回はフィジカルトレーニング第二弾まで行いました!
直径約10mのサークルをリレーで走ります。
カーブは動きの分析で速さが大きく変わってきます。
外側の右手右足をダイナミックに動かす、体ごとイン側に傾けるなどチームメイトでノウハウをシェアしていました!
【本日のトレーニング】
50m×5
100m×2
コーナー走100m×1
リレー
今回は初参加の子もいたので、動画でのフォーム分析に時間を作りました!
今まで着地や腕振り、足の軌道など、身体の末端の意識をメインに指導してきましたが、
全体のレベルが上ってきたことから、さらに感覚的な身体の中心部の使い方も伝えていきたいですね!
そのためにも今からフォーム意識の疾走で感覚を研ぎ澄まさせ、それを言葉にする言語化能力を高めていきましょう!
個別アドバイス
【とうわ】空中での足の入れ替えが大きく改善。トウワのように上半身を前傾させたフォームでは足が後ろに流れやすい傾向にあるが、腸腰筋やハムストリング等の筋肉で十分にカバーできており、フォームに個性が活きてきている。
今後はより高度な骨盤や体幹部といった身体の中心部の使い方に磨きをかけていきたいが、感覚を言葉にするスキルが求められるので、まずはメンバーに走り方を指導する場を積極的に提供していき言語化スキルの向上を狙う。
【しょうた】
100mでは19秒0台をマークするなど走力を順調に上げてきている。
ユウキやソラと競って走ることが多く、その際もつま先接地や腕振り等の基礎的フォームは崩さず走れていた。
スタート前の待ち時間で集中力を切らしてしまう場面が度々あったが、待機場所をルール決めしたところ、メンバーの走りを見るようになり、トレーニングへの集中が高まった。
タイム更新やライバルとの勝負のモチベーションは高いため、環境を工夫していく形で集中力を高め、トップレベルへの仲間入りをさせたい。
【まさき】
スタート前にフォームの声掛けをすると、つま先接地や頭部の位置が改善。しかしライバルと競る場面では踵接地や顎が上がってしまうフォームになってしまうため、引き続き声掛けを行い、基礎的フォームを早々に無意識レベルにまで習得させる。
本人も「意識すれば出来る」と自覚しているため、時間はかからないものと思われる。
上級生や高レベルのメンバーとの競争に物怖じしてしまう傾向にあるので、自分の成長への関心を高める声掛けをし、”自身の成長に繋がることは何でもやる”くらいのストイックさを身に付けさせていきたい。
【まさ】
母指球着地や着地時の入射角度も良く、基礎的フォームを高いレベルで習得している。
50m走、100m走ではトップレベルの走力を見せていた。
柔軟性に伸び代があり、特に疾走時は太腿前側に力みが見られる。”足の畳み”と言われる動きで、足を後方から前方に移動させる際は踵がお尻にくっつくように足を高い位置で回すのが理想だが、現状では低い位置で回転してしまっている。
また上半身に捻りがあり、下半身と逆の動きをしてしまっているのが勿体ない。歩きやジョギングなどゆっくりのペースから徐々に体幹部の使い方をマスターさせていく。
高いレベルでの勝負を好み、トップレベルのメンバー同士でアドバイスを交わしていた。今後もこのような走りを自主的に考察する場面を自然な形で提供していきたい。
【りゅういち】
母指球からの接地を順調に習得してきている。腕振りの意識が薄れ横に振ってしまうことがあるので、都度声掛けをし修正していく。
ミコトがリュウイチに何度もアドバイスをしており、リュウイチも素直に聞き実践していた。
上の学年から可愛がられる雰囲気を持っているので、なるべく子供たち同士で伸ばしていけるよう促していきたい。
今後は他の子の走り方に興味を持ってもらえるよう、走りを見た感想を聞き出すような声掛けを行う。
【かいる】
意識をすれば基礎的フォームを再現できるが、まだ無意識レベルまでは習得できていない。
力を抜いて走ってしまう時があるため、”フォームを意識した走り”もしくは”勝負に徹した走り”のどちらかで出来るようスタート前の声掛けを今後も積極的に行う。
リーダーとして立候補し、スタート前にみんなを所定の場所に並べようと声掛けをする行動が見られた。どうしたらもっとスムーズにみんなをまとめらるかを考えられる次のレベルまで求めていきたい。
【みこと】
先週出したストレッチの宿題をしっかりとやってきてくれており、柔軟性も明らかに向上がみられた。今週のチェックでフィジカルノートもほぼ全種目クリアしている。アルファプラスのトレーニング中も、進んで速い選手と一緒に走ると名乗り出るなど、明らかに高い意識を持ち始めている。まだタイムが著名に向上するなどの変化はないが、この努力とトレーニングへの意識の高さをキープできた先に大きな成長がみられるはず。こちらも本人の意識の高さにこたえられるようより高いレベルの指導を行っていきたい。
【よしき】
接地位置や腕振り、足のたたみなど基礎フォームに関しては完ぺきに身につけることができている。スピードが上がった状態でもフォームが安定してるため、今後はクラウチングスタートやトップスピードでの足の入れ替えなど応用的動作にチャレンジさせていきたい。
練習中に下級生の子の走りを分析してアドバイスを行うなど、自身の考えを言語化する場面も多くみられてきている。とてもよく考えて練習しているからこそ、今後はより周りに自信を持って指導やプレゼンを行って、周囲に影響を与える存在であってほしい。
【こうた】
水曜日練習でけんちゃんから指導された内容(着地足の引き付け)を踏まえて練習を行うことができていた。しっかりと前回の練習を頭に蓄積できているからこそ練習の質が上がり、毎週走りのレベルが少しずつではあるが向上してきている。50mのタイムも右肩上がりでこの意識のまま練習を継続していきたい。
またろいをはじめ下級生に対して気になるフォームがあれば声をかける姿がみられ、チームの中でも中心的役割を担ってくれている。
【そら】
顎を引く・腕振りを高くするなどこちらが課題として伝えていることを、常に意識して走ることができている。時折速い子と競る場面でフォームが崩れることはあるものの、こちらの声かけがなくても安定したフォームで走れている。
また前回注意した後方のランナーに気を付ける・コース内で遊ばない、といったことに関してはしっかりと守れていた。前回言われたことを素直に順守できたことは素晴らしいことであるし、練習への集中力も必然的に上がり質の高い練習が行えていた。今後は突発的に周りの子に影響されてしまったり、集中力が切れてしまうことが減って毎週今回と同様の質で練習が行えるとさらなるレベルの向上が期待できる。
【ゆうき】
踵接地・腕を高く振るなどの基礎的フォームがまだ身についていない様子。しかし頭での理解はしっかりとできており、こちらが問いかければ基礎フォームに関しては詳細に説明することができていた。まだ参加間もないため、まず最初のステップとしてチームになじんでトレーニングを楽しむことはできているため、今後は基礎フォームの定着を図っていきたい。そのためにも、今後αプラスにに来ている時間以外でも取り組んでもらえる宿題を提示したい。
【ろい】
引き続きつま先接地・腕振りといった基礎的要素に集中してトレーニングを行っていた。こちらからの声掛けがなくても気をつけられることが増えてきた。まだ身長や基礎筋力の差から同学年の中ではスピードが出てはいないが、焦らず目の前の課題を少しずつクリアしていってもらいたい。本人も変に目の前の結果にとらわれて不貞腐れることなく、1本1本集中して走れているので、本人のペースで着実に進歩していけるはず。
グループワークでは体の動きを見て言語化する能力が求められるワークを実施した。毎回そうであるが、ろいは先生の動きを正確に理解してまねることや、それを友達に言語化して伝える能力が著しく高い。この能力は練習の質をまぎれもなく向上させるものであるため、この強みはさらに向上させていたい。
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