フィジカルトレーニング
技術練習(足の回転位置)
コーン取りゲーム
鬼ごっこ
50m×6(タイム計測)
個別アドバイス
【とうわ】
本日ドリル練習で行った片足ケンケンの動きをうまく走りに取り入れることができていた。いつもは全力になると足が後方に流れる癖が見られていたが、地面をキックした後に足をたたむ動き作りを行うことで動作の改善が見られた。最近取り組んでいる背骨の姿勢を徐々に変化させていくことに加え、今回実施した膝をたたみなが腿を前に持ってくる意識を熟練させていきたい。
【ゆうま】
ピッチを無理に上げずにスタートにおいて円滑に加速させていくことができている。以前よりも丁寧にスタートにおいて地面を長くキックし、徐々に接地時間を短くしピッチを上げていくような変化がスムーズに起こっている。今後も自身にとって1番加速しやすいリズムや接地時間を明確にし再現性を上げていきたい。
【せいごう】
最近練習の質が目に見えて向上してきている。以前は全力で走ることでタイムを狙う練習ばかりであったが、最近は7割程度の走りでもどのような姿勢や接地であると良いタイムが出るかなど、走りの質について考えながら練習を行っている。自分のフォームの再現性を上げることや、微調整を行っていく上で非常に重要な練習であるため今後も大事に練習を行っていってほしい。
【ゆう】
フィジカルトレーニングや鬼ごっこ形式のトレーニングで好成績を収めると同時に、疲労が大きく見られたためその後のトレーニングは無理のない範囲で参加してもらう。中学生に向けてより筋力が向上し、怪我のリスクも増えてくるため自分の体と相談しながら負荷量を決めていってほしい。また、全力で走らずに7割程度の走りの中でどのように練習の質を高めるかを考えてトレーニングを積み重ねていく。腕振りのタイミングや、接地位置の微調整など応用的な内容を求めていきたい。
【ひろ】
以前は苦手としていた腸腰筋系のトレーニングにおいで上達が見られている。ジャンプ後にきちんとももを上げる切り替えができており、以前よりも体の使い方が向上していた。足の中ではまだまだ伸びしろが大きく、ももが十分に上がっておらずストライドに伸びしろが見られている。本日行ったスキップ系のドリルも合わせて行うことで向上した腸腰筋の筋力を走りに生かせるように練習を積み重ねていってもらいたい。
【るお】
練習においてはリーダーを買って出るなど、人前に立つ役割を臆せずに担うことができている。リーダーとして周りに意識され信頼されてきているからこそ、途中でリーダーである自分がサッカーで遊び始めてしまったのはもったいなかった場面。走りに関しても後輩に指導することが増えているなど、技術に関して深く理解して信頼されてきているからこそ、より取り組みに関する姿勢を背中で見せていってほしい。
得意とするスタートにおいて前傾角度や、腕振りの角度に関して試行錯誤しながら練習を行えていた点は◎。今後も質の高い意識で練習を積み重ねていきたい。
【かずま】
以前は自分が苦手なトレーニングやフォーム修正に関しては集中力が低くなってしまう印象ではあったが、今回の練習では自らコーチに質問をして学ぼうとする姿が見られた。このようなわからない点についてきちんと学ぼうとする姿は増えてきているため、今後も積極的に質問していってほしい。ドリル練習において腿上げる動きがうまく行えず、内股の形になってしまっていたことに自ら気づき修正することができていた。もも上げ系の筋トレや、ドリル練習を集中して行っていきたい。
【けいた】
少し疲労が見られたため、無理のない範囲で練習を行ってもらった。動きが思い通りにいかない日はどのように練習をしたらいいのかを質問してくるなど、いつも通りに練習を行えない調子の悪い日においても、なんとかプラスを得ようとする意欲的な姿勢が見られている。筋力が向上し怪我のリスクも増えてくるからこそ、全力で走る以外のドリル練習や流しの中でフォーム修正をするなど、どのように能力を向上させていくかを今後は教えていきたい。
【しょうへい】
スタートの一歩目で腕を大きく前方に振ること、スタートから10メートル程度は前傾姿勢を維持することの2つに注目してトレーニングを行ってもらった。前傾姿勢を維持することが苦手である様子であったが、おへそを下に向ける意識と言う内容でイメージを行ってもらうとうまく姿勢を作ることができていた。スタートからの加速をうまくイメージしてもらえるように本人の意識しやすい声掛けを行っていきたい。
【こうへい】
今回50mで9秒1と大きくタイムを伸ばしてきた。いつもの仲良し三人組の中でも特にタイムを意識しているようで、タイムを聞くたびにガッツポーズをしたり、本気で悔しがったりと本気で取り組めている。今回、好タイムを出したことについて聞いてみると、「つま先からの着地を意識した」と言っており、ガムシャラに走るよりも何か技術を明確に意識することでタイムに繋がったという良い成功体験を積むことができた。
【あやの】
今回は50mで10秒7〜11 秒台くらいで安定しており、本人の中でも「11秒にはいきたいくない、9秒出したい」とタイムを意識した発言が増えてきている。まだ踵からの着地になっており、指の付け根あたりからの着地を習得できると大きくタイムを伸ばせる。今回の技術練習で行ったような、足を前で回すという動作が出来ると、自然と前足部からの着地となり、着地時のブレーキを大きく減らせるので練習を継続してみてほしい。
【ゆうご】
今回もフォームは安定しており、足の軌道に関してはクラブ内でもトップレベルに理想系。今のフォームはおそらく無意識レベルにまで落とし込めているので、何も意識せずに10割で走ってみる疾走を何本か入れてみていって欲しい。フォームを考えすぎると、どうしても動きのダイナミックさに欠ける。中学生はタイムが伸びる時期でもあるので、タイムの目標も常に右肩上がりで立てていって欲しい。
【りゅういち】
今回は9秒中盤にまでタイムを伸ばしてきており、着地もつま先からで改善されていた。今回も技術練習は積極的に参加できており、これまでの積み重ねで多くの技術を習得できているが、走りになかなか落とし込めないのが伸び代であった。ただ今回は足の回転位置が体の前側になってきており、今回の技術練習の効果が走りに影響を与えていたように見える。今回練習で行った、足を上げて踵をお尻にくっつけるケンケンはりゅういちに合うかもしれないので継続してみて欲しい。
【みと】
最初の鬼ごっこでは、年上の子たちに囲まれても物怖じせず、何度も仲間を助けてくれたりとチームに貢献してくれていた。高い瞬発力を持っており、走りの速さはもちろん、素早い切り返し動作も行えていた。負けず嫌いな一面があり、技術練習で自分が出来ず、周りが出来ている様子を見て気持ちが折れてしまう場面もあったが、諦めず自分が出来る動きから何度も挑戦できていた。最初は出来ないところから練習を重ね出来るようになっていくという経験を積んでもらうために、まずは簡単な練習から提案していきたい。
【はる】
技術練習で行った、足を前で回転させる様々なドリルについて最初こそ苦戦していたが習得できていた。あとは腰が引けないように着地足に一瞬で体重を乗せるイメージで腰を立てて行えると◎。走りでも腰が引ける動作があるので要注意。みぞおちを前に出す意識をすると骨盤が前傾し、腰が引けなくなるので試してみて欲しい。感覚としては、着地の度に跳ねる感じやブレーキが少ない感じが掴めればOK。
【りひと】
今回調子を上げてきており、9秒中盤あたりでタイムが安定してきた。着地位置が重心側に寄ってきたことで、腰の位置が上がってきている。今回技術練習で行った足を前で回転させる動きが腰の高さに繋がるので、継続して無意識レベルにまで習得していって欲しい。タイムが上がったことを本気で喜べていたので、この気持ちをモチベーションに地味なトレーニングも頑張っていって欲しい。
【たいせい】
今回の技術練習では、踵をお尻にくっつけるように足を前で回すという動きを行った。高学年の上手い動きをジッと見て、真似をする方法で習得しようと努力できていた。たいせいは走りでは、踵をお尻にくっつける”足の畳み”という動作ができず、足の回転軌道が低い。今回のドリルをそれを改善させる動きでもあるので、今後は足の軌道にも着眼して他の子の動きも観察してみて欲しい。
【ここね】
今回新しく入った6歳の女の子が技術練習で出来ずに戸惑っているところ、ここねが声をかけ、一緒に付き添って練習をしてあげていた。自分が手本を見せて真似させるなど相手目線に合わせた指導ができていた。走りについては8秒0を何度か出しており、確実に底上げされてきている。ただまだ上半身が前に突っ込みすぎているので、今回技術練習で行ったように、足を前で回転させる意識を持てると上半身の突っ込みも改善され、足の軌道位置が改善されてくる。
この記事へのコメントはありません。