50m基本ドリル3種
50m（フォーム確認）
50m×5（タイム計測）
100m×1（タイム計測）
25秒間走
リレー
アジリティトレーニング
個別アドバイス
【とうわ】胴体部から力を伝える動きが手にも足にも入ってきている。センスでフォーム改善をしてタイム短縮を続けているように見えるので、深く考えすぎず「なんとなく走りやすい」という感覚を突き詰めて今後も練習に取り組んでいってほしい。そのなんとなくの感覚を言語化してこちらにも伝えてもらえるとヒントを出せるかもしれない。疲労やその日の調子にもだいぶ左右されるレベルにもなってきているので、休みの日の過ごし方やケア、食事なども拘れるとさらに実力を伸ばせる。
【ひろ】
7秒中盤〜前半のタイムを連発しており、順調に調子を伸ばしている。スパイクで走りやすいフォームを追求した結果、つま先からの着地が習得できておりタイム短縮に繋がってきている。まずはこの動きを完全に体に覚えさせることが優先だが、今後の課題として足の回転位置を上げていってほしい。足が後ろから前に行く時に踵がお尻にくっつくくらいの回転位置が望ましいが、太腿前側筋肉の硬さ等も影響しているので、フィジカルの調整は今のうちからやっておきたい。
【ちさき】
50m7秒2、100m14秒9と大幅に自己ベストを更新。これまで勝てなかったメンバーと横に並んだり、差を縮めることが出来ていた。今回で最後の参加となったが、ちさきにはいチームの全体的なまとめ役から、女子メンバーを始めとしたグループのモチベーションを上げる行動をいつもやってくれていた。それも自分自身が全力で楽しむ姿を見せて、周りを引っ張るスタイルで、その明るい振る舞いでいつもちさきの周りには友達がいた。今後、陸上以外でもその熱量と人間性で色々なことにチャレンジしていってほしい！本当にありがとうございました！
【りゅういち】
今回は腕振りが横振りになり、頭部が振り回されやすいフォームになっていた。腕を真っ直ぐ顔の高さあたりまで振れると頭部や上半身の安定性に繋がり、ロスが少なくなる。また体がやや仰け反り気味で、おそらく原因は腹筋が締められていないことなので、意識的に少し前傾させることに加え、腹筋の筋トレを入れてもらうと走りのバランスが取れてくるかもしれない。タイムが停滞してきているので、何か変化を加えたいところ。
【もりかい】
つま先着地をだいぶ無意識でも行えるようになり、腕振りもまだコンパクトであるが以前より大きく真っ直ぐ振れている。自分のフォーム確認をしたいという想いが増しており、積極的に動画での確認を希望するようになった。今回は50mだけでなく100m、25秒間走など長い距離も集中力を切らさず走れていた。疲労でペースが落ちしまうことはしかたないが、フォームを意識したり集中力を持続させるにはある程度の練習量も必要になってくるので今回のような取り組み姿勢で次回以降も頑張ってほしい。
【まさき】
ここ最近調子が上がって来ており、今回は50m8秒台を連発、8秒6の好記録も出し、さらに実力を伸ばしてきた。体がいつもよりも前傾しており、腕振りもダイナミックに大きく振れていたことが今回見られた変化なので、次回も同様の感覚で走って試してみてほしい。自己ベストを出した時は感情を出して喜べており、さらに陸上へのモチベーションを高めて、今回の流れを維持できるよう質の高い練習を積んでいってほしい。
【りんたろう】
前に大会でだいぶ疲弊している様子だったが、50m8秒2などそこそこのスピードで走れていた。疲れていても途中で集中力を切らしてしまうようなことはなく、走り切れていたことから、遊びよりもスポーツへの関心が高まっているように思えた。走りの伸び代としては、着地位置が前方寄りで腰が落ちているので、体の真下に着地させるイメージを持てると◎。抽象的に言うと”跳ねるような着地””背伸びをするような走り”などの感覚を持てると◎。
【なな】
今回も7秒台を2回出せており、好調。出力が上がってきたことから疲労が溜まりやすく、タイムを狙う全力疾走が出来る本数が減ってきた。これは当然のことではあるが、練習後のストレッチやマッサージなどのケア、食事などでカバーできる部分でもあるので無理のない範囲で意識してみてほしい。頭部の揺れはまだ伸び代はあるものの改善傾向にあるので、引き続き腕振りや上体の動きを変化させて、最も安定するフォームを探していってほしい。
【かずま】
自分よりも速い子と積極的に走ろうとするなど、自らレベルアップしようとする姿勢が多く見られた。スタートで大きくストライドを広げて、後半に伸びる走りのフォームを追求していた。仲間と競っている際や疲労が溜まると肩が上がってしまう癖が見られるか、声かけを行い意識付けをすることで改善が見られている。現状のイメージで、より脱力して走れるように感覚を作っていきたい。
【りょうた】
体を前傾させて、重心移動を利用して走るフォームを繰り返し練習していた。前傾を意識すると背骨が丸まってしまう癖が見られるものの、おへそを下に向ける意識を持ってもらうと最適なフォームに変化した。これに加えて、腕を引くようなイメージで腕振りを行うことを自身で意識して走ることができている。次回はつま先で接地することや、膝を前に突き出すイメージを加えて学習していって欲しい。
【りさ】
りょうたと一緒に前傾姿勢を意識して走る練習を行うことができていた。またクラウチングスタートにも挑戦し、スタートでの加速力を上げる練習を意欲的に取り組んでいた。おへその向きや下腹部を米に突き出すような意識をしてもらうことで、体が前に進んでいく感覚を少しずつ間でもらった。つま先設置や足の軌道は正確に行えるようになってきているため、引き続き体を前に進ませていく感覚を合わせて学習させていきたい。
【ゆう】
スタートに置いて左右の重心移動することや、腕振りの角度横方向にすることなど様々なホームのパターンを試しながら練習を行っている。非常にハイレベルな試行錯誤であり、質の高い練習を行うことができている。これによりスタートでの加速力は増しているが、力みが大きくなり後半の走りに疲労が残っている様子が見られた。いろいろな腕振りの方向や姿勢の形を試す中で、最適な形を見つけていけるよう声かけを行っていきたい。
【はるま】
皆が談笑している時間においても、1人で黙々とクラウチングスタートの形を確認するなどストイックに自身の走りを探求する姿勢が見られている。また25秒間走などのロングスプリント練習においても積極に的に取り組、良い成績を収めていた。スタートで加速する際の走りと、後半省エネするための走り、それぞれを身に付けることができている。そのため前半と後半の走りを円滑に移行できるように、緩やかな姿勢の変化を意識して行っていきたい。
【けいた】
果敢に自分よりも速い子と走ろうとするなど、いつも通り高いチャレンジ精神を見せてトレーニングを行っていた。自分独自の走りのスタイルができてきているからこそ、次のレベルに進むためにも新たに何を身につけたら速くなるかを考えて練習をしていきたい。自分より速い子と走るだけでなく、他の子の走りを観察して研究するなどの時間を作り学びをさらに深めていきたい。特に自身が課題としている、後半の走りを得意とする子の走りを観察して、動作を真似るなどして学習を深めていきたい。
【ここね】
以前は自分よりも速い子と走ることを避けてしまう癖が見られていたが、少しずつ緩和され、友達と競り合う中で学ぼうとする姿が見られてきている。またコーチから言われているフォームに関して、深く理解しながらトレーニングを行うことができている。
次の段階として、友達の走りを観察して特徴を考えてみることや、その様子を真似てみるなどして練習に変化を加えていきたい。自分が苦手としている顎が前に出てしまっている点に着目して、他の子の姿勢を映像で確認してみる事など次回は行っていきたい。
【しゅん】
前回の練習で習得した左右の重心移動を行うことや、腕振りの方向をきちんと記憶しており、今回の練習でも活かすことができていた。走る際だけではなく、ウォーミングアップのジョギングや、腿上げの際にも上記の動きを確認する等の行為が見られた。遅いスピードや、他の動作の中で動きを確認していく事は非常に質の高い行為であるため、今後も行っていってほしい。タイムが伸びている時期であるからこそ、身に付けつつある動作に集中して学びを深めていってほしい。
【とらのすけ】
前回はトレーニング集中することが難しく、途中で中断してしまう姿も見られたが、今回は積極的にトレーニングに取り組むことができていた。特に50mにおいて自己ベストを出せた事により、モチベーションが高まっている様子。今後も自身の成長を感じられるようなメニューや、声かけを提示してモチベーションを高めていきたい。今後の伸びしろとしては、自分よりも速い子や同じレベルの子との練習を避けてしまう点。勝負に負けることや、友達と競り合う中で学びを深めることを経験させていきたい。
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