7月3日レポート

400m×1
50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×5(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
リレー

個別アドバイス


【とうわ】
100mにおける中盤の加速について重点的にフォーム修正を行った。40-60m地点でやや減速してしまうため、この修正を図る。無理に中盤でピッチを上げようとすると後半更に減速してしまう様子。スタートでピッチを下げる意識で走ると、足の疲労が最小限に抑えられて後半の伸びが生まれていた。スタートでの加速は東亜の強みであるため、ピッチを落としながらもいかにしてスタートのスピードで◎。

【りんたろう】
トレーニングに対して積極的な姿勢が多くみられた。つま先接地や、足のたたみなどの基礎的なフォームを意識して行えていた。瞬発力が高く、独自な走りが行えるりんたろうだからこそ今回のように基礎を大事にトレーに具していくことが重要。
本日は周りの子との意識も高く、集中した雰囲気があったためりんたろうもうまくその流れに乗れていた印象。周りが集中できていない際にも、自身にフォーカスを当てて目的意識をもってトレーニングに臨めると◎。

【ひろ】
足のたたみや足の入れ替えなど、高度な足の使い方が正確に行うことができている。苦手としていたスタートでの前傾姿勢もかなりものにしてきている印象。また、自分よりも実力が高い子と優先して走る姿勢は◎。今後さらにレベルを上げていくためには、接地の精度を高めていきたい。踵から接地してしまうことや、自分よりも前で接地してしまうことが多くみられる。つま先で、かつ自分もお尻の真下で接地できるよう精度を高めていきたい。

【ゆうま】
スタートのフォームを修正し、セットの際の足位置を後方に修正していた。その結果、依然みられたスタートで上に抜けてしまう現象が改善されていた。またスタートでのストライドが拡大されており、最小限のピッチで加速することができている。その結果、後半の伸びがさらに磨かれ、50mでも自己ベストを更新。自身で絶え間なくフォームを改善していこうという向上心を持ち続けているのがゆうまの強み。現状の姿勢で、ストロングポイントである後半の伸びをいかにして高められる顔を今後とも一緒に考えていきたい。

【はるま】
スタートから中盤にかけての加速を重点的に意識して走りを行っていた。流しや400mの中で骨盤を使ったキックが行えているが、競争場面で出力を高めると体幹を固めてしまう印象。お尻歩きなど体の中心を使うためのボディワークを今後ウォーミングアップで行わせるなどして、体幹部分の動きを引き出していきたい。スタートでの切れや、後半疲労がたまっている中での粘る走りは依然として高いレベルで行えている。

【ゆう】
スタートから後半の走りにかけての移行がスムーズになってきている印象。以前はスタートでの前傾姿勢から急激に姿勢を立ててしまっていたが、徐々に上体を上げて後半の走りにつなげられている。基礎的な技術は身につけれているため、姿勢やピッチをスタートから後半にかけてどのように変化させていけばスピードが出やすいのかを考えていきたい。色々な走りを実践できることがゆうの強みであるため、引き続き試行錯誤していきたい。

【せいごう】
フォームが洗練されてきており、50mだけでなく、100m以上の長い距離でも高いトップスピードを保って走ることができている。基礎的な走りのフォームはほぼ完ぺきに実践できているため、中盤の加速で見せる左右への重心移動などの自身の特徴をさらに伸ばしていきたい。また、軽度ではあるが足の痛みが続いているため、練習の出力を落とすことや日ごろからケアを行うことを徹底してい行きたい。

【かい】
以前のトレーニングよりも明らかに集中してトレーニングを行っていた。あまり感情を表には出さないが、負けず嫌いな気持ちは強く自分よりも速い子と走ると練習に力がこもる様子。非常にポテンシャルの高い走りはできているが、50mのタイムが少し停滞気味。次のレベルを目指す上でも、自身よりも上のレベルの子の走り良く観察し、何を意識して取り組んだら成長できるのかという自分なりの仮説を作って練習に取り組んでいきたい。

【ここね】
スタートでの前傾姿勢をうまく作って、体を倒れこませる力を走りに活かすことができている。これに加えて腕振りがややコンパクトになりすぎているため、より大きく前後方向に振れるとさらにスタートでの加速力が向上できる。最も大きな伸びしろとしては、30m以降の走り。接地位置がやや前についてしまうことや、接地時に膝が曲がってしまっていることにより減速要素の強い走りとなってしまっている。自身のお尻の下で接地することや、接地時の膝の角度をより伸ばせるように腰を高く保てると◎。


【そら】
今回初の7秒台を記録。実力の近いメンバーと競る形で記録を伸ばしていた。負けず嫌いなソラだったが、同着だったメンバーを「速かった」と実力を認めるなどアスリートとしての成長も垣間見れた。他者をリスペクトすることでフォームや練習の組み立て方など他者から学ぼうとする姿勢が取れてくる。まだまだ技術的に伸び代を残しているので、今後のさらなる伸びに期待したい。

【りゅういち】
スタートからの加速段階で下を見るように頭を下げた方が鋭い加速ができると伝え、下を向いている区間が何mあったら良いかを検証したが、50mの各本数ごとに下を向いている区間を変えてタイムと比較した結果、15mが一番記録が良かった。今後も他のフォームでも疾走ごとに変化させて、タイムと比較する方法は有効なので、腕振りや腿の高さ、上体の傾きなどいろいろと試していってほしい。

【ゆうき】
9秒01と8秒台目前のタイムを記録。同じくらいの実力のモリカイと毎回ほぼ同着でゴールしており、それでお互いに記録を伸ばせていた。以前は負けることを怖れがちだったが、今回は同着だったりわずかに負けた時も「速いじゃん!」とモリカイの実力を認める発言も見られた。他者を認めることで他者から学ぼうとする姿勢が生まれるので、さらに実力を伸ばせるメンタルが段々と出来上がってきている。

【すみれ】
今回久々に7秒台を記録。いつも競っているメンバーとほぼ同着で7秒台に入り、記録自体に喜べてはいたが、ライバルとの順位をより意識しており「勝ちたい」という欲が勝っていた様子。その性格上、自分と実力の近いメンバーに注目しがちではあるが、トップメンバーの動きを観察して真似てみるなども自分の実力を上げる方法の一つなので、幅広いレベルの選手に関心を持てるようになると◎。

【るお】
走力が順調に上がってきており、7秒台を連発。7秒89と自己ベストも更新し、勢いに乗って練習にもガツガツとした姿勢で取り組めていた。普段は苦手意識の強い100mにも目標タイムを設定して取り組めており、1本目はペース配分を考えて疾走、2本目は最初から全力でいく、と自分の特性を探す意味も込めて取り組んでいた。結果、2本目の方法が好タイムを残せたが、スタートからの集中がより大事な方法になるので、今後も疾走前の集中力を意識して取り組んでいってほしい。

【りさ】
初参加のりょうたに対し、フォーム指導を行っていた。自ら悪い例と良い例を見せて「どっちが速いと思う?」など、相手目線でわかりやすい説明ができており、驚かされた。その後もりょうたが記録を伸ばす度に「すごいじゃん!」等の声掛けも出来ており、どちらもモチベーション高く練習に取り組むことが出来ていた。いつも誰かを気遣い引っ張ることが出来るリサの姿勢を見て、先輩たちも自然と良い雰囲気を作ろうとすることが出来てきているので今後も期待したい。

【もりかい】
実力の近いユウキと競る形で50m8秒99を記録。記録が伸び悩んだ時も気持ちを折らずに「なぜ伸びないのか」と考え、努力を重ねてきた結果が出てきている。今回は速いスピードでもつま先からの着地が出来るなど基礎的フォームは抑えられており、競っている緊張感の中でも冷静さを保つことが出来ていた。高学年になるに連れて、大会や運動会では100mがベースになってくるので、長い距離にも果敢に挑戦していってほしい。

【けいた】
8秒19と大幅に自己ベストを更新。次なる目標は7秒台というところまで走力を伸ばしてきている。走り込みも頑張っているが、それ以上にフォーム改善に対するモチベーションが高く、他の人の走りを観察したりトレーナーにフォーム確認を求めるなどして努力を重ねて磨いてきた結果が出てきている。根性だけに走ってしまうと伸び悩んだ時に抜け出せなくなるので、考えてパフォーマンスを上げる方法は極めて重要。この成功体験をベースにさらに記録を伸ばしていってほしい。

【りょうた】
今回は割とキツめのメニューであったが全て全力で取り組めていた。フォームに関し、踵からの着地でブレーキが大きかったが、アドバイス後はつま先からの着地に切り替えられており、以降も意識し続けることが出来ていた。速く走りたいというモチベーションが高く、友達のリサからのアドバイスに耳を傾け、実践しタイムとの変化を見るという建設的な取り組み方が出来ていた。少しのフォームの変化でタイムが変わるということを今回実感できたと思うので、次回以降もフォームに何かしらの目的を持って取り組んでいってほしい。

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