50m基本ドリル3種
50m×1(フォーム確認)
50m×4(タイム計測)
100m×2(タイム計測)
18秒間走(90or110or120)×4
リレー
個別アドバイス
【ゆう】
今回は久々に7秒3台をマーク。「速い人と走るとタイムが出る」と自覚している。ゆうは腰の高さ(着地位置を重心に寄せた結果)によって大きくタイムが変わるので、その感覚を体に覚えさせて無意識で行えるのが最終目的だが、「速いグループで走る」「高い緊張感で走る」などのマインドセットでも良いフォームを再現出来ているので、自分が一番高いパフォーマンスを出せる環境を最優先に練習を組み立てていって欲しい。
【りんたろう】
ここ最近調子が良く、100mで16秒3と一気に上位に入ってきている。常に前傾気味で走る根本のフォームは変わっていないが、腿が高く上がっており足が流れにくくなってきているのがフォームの変化として見られる。速いメンバーは常にストイックにタイムや順位を狙う雰囲気になっており、りんたろうもその中で集中してトレーニングに取り組めている。この上り調子でタイムを更新することの喜びを感じて、今後の長期的なモチベーションとして活かしてほしい。
【ゆうま】
50m6秒86、100m12秒7とさらに成長が止まらず続いている。トップグループの正剛やとうわも順調に実力を伸ばしているが、それでもトップを走り続ける存在として良い刺激を与えている。だからこそ今回の18秒間走で気持ちが折れそうになっている選手に「もう一本頑張ろう!」と声掛けをして引っ張っていけていた。前腿、後腿が張っていると言っていたが、ユウマほど一本あたりの出力が高くなってくると体への負荷も大きくなってくるので、フォームのわずかな乱れなども見逃さないよう注意したい。
【ゆうき】
前回からトレーニングに対する姿勢が前向きになり、順位よりも自分のタイム更新へのモチベーションが高くなってきている。50m9秒3、100mも18秒台と自己ベストを大きく更新してきている。フォームが安定してきたこともそうだが、周りを気にせず自分に集中して思い切り走れていることも大きく関係していると思われる。今回は一度も弱音を吐かず、むしろ周りを引っ張るような勢いで取り組めていた。今のタイム更新や成長の楽しさをより感じて、長期的にモチベーションを維持していってほしい。
【りさ】
フォームについて、空中で大きく足が開きストライドが伸びてきている。それでいてもつま先からの着地は出来ていた。本人も動画確認で「つま先からつけてる!」と着地に意識を置いて取り組んでいた。あとは前傾がやや深すぎるので、もう少し上体を起こし腿を上げて体の前方で足を回せると◎。ウォーミングアップの腿上げドリルからの走りでは良い走りが出来ているのでそのイメージで10割のスピードで走れるようになるとタイムに繋がってくる。
【かずま】
調子が悪いと言っていたが途中から調子を取り戻し、16秒4と自己ベスト近くのタイムにまで上げていた。疲労が溜まっていることを除いては、調子の上げ下げはメンタルに原因があることが多い。走る前に調子の良い時の走りの感覚でイメージトレーニングしたり、速いグループと走る等で緊張感を高める等も有効となる。周りに流されずマインドのコントロールが出来ると調子が安定してくるので、調子の良い時/悪い時の気持ちの状態なども覚えておくと調節しやすくなる。
【りゅういち】
腕振り時に肩を上がらないように気をつけることや、顎が上がらないように頭の位置を整えることを意識してトレーニングを行っていた。競争場面で力むとフォームが崩れることが多いが、フォームの崩れに自信で気づきて自主的に修正しようとする姿が多く見られていた。問題点が頭の中で整理できているため、一つ一つ着実に修正していって欲しい。
【まさき】
100mでのペース配分をいろいろ変化させて、自身に最適な走り方を見つけようとしている。特に18秒間走りにおいて、ただ走るのではなくスタートの力感やピッチを高めず、リラックスして走り始めるフォームを試していた。その中で、脱力して7-8割の力で走るとよりスピードが出ることを発見できていた。非常に大事な発見であるため、今回の走りの感覚を忘れずに50mなどの短い距離もリラックスして走っていってほしい。
【とうわ】
雨でタータントラックが濡れていたこともあり、接地時に足が後方に滑り、後に足が流れているような走りになっていた。また自分よりも速い選手と走る際に、スタートからピッチを細かく刻すぎる癖が見られる。とうわのさ走りの強みは、スタートの鋭さと後半の走りの伸びにあるため中盤で焦らずに徐々にピッチを上げる走りを心がけていきたい。
【せいごう】
大会での失敗からモチベーションを落とすことなく、さらにレベルを上げるべく集中してトレーニングに取り組んでいる。50mなどの短い距離の走りは洗練されてきており、スタートから中盤にかけてのスムーズな加速ができている。伸びしろとしている後半の走りも上達してきており、100mにおいては減速を少なくはしることができる。より後半の走りを洗練させるためにも、120-150mの距離を最小限の疲労で走りきる技術を身に付けていきたい。
【はるま】
骨盤うまく使ってストライドを広く出そうとする意識が見られている。もともとスタートが得意で、高いピッチで走ることができるスタイルであるため非常に良い着眼点。また練習後に自主トレで行っている400mに関しても、地面を蹴った後に空中で脱力する感覚が身に付く練習であるため今後も続けていってほしい。得意のスタートに関しても10m程度はピッチを上げずに、広くストライドをとって走れると◎。
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