3月27日レポート

50m(フォーム確認)
フォーム講習(腕振り、つま先着地)
50m×5(タイム計測)
100m×1(タイム計測)
25秒間走
20秒間走
リレー

個別アドバイス

【しょうへい】
最初こそ踵からの着地でブレーキが大きい走りだったが腿上げから走りに近づけるとつま先接地になり、ブレーキが軽減されることを伝えると空き時間で腿上げの練習をするなど速く走りたいというモチベーションの高さが感じられた。それゆえに、前を走る選手を追いかける時は再びフォームに乱れが起きるので、自主練やフォーム意識の疾走を繰り返し、まずは自然なつま先からの着地を無意識レベルに落とし込ませていきたい。

【こうへい】
顎が上がりやすく頭部の安定性に欠けるので、走っている最中はゴールや木など前方に視点を固定させる方法に加え、体の近くで振る腕振りを意識させて上半身を安定させたい。今後は走るトレーニングだけでなく、フォームを作るための基礎的なトレーニングも行っていくのでその中で体の使い方を習得させていく。今回行った正座からジャンプの動きは腕振りとの連動性を高める狙いもあるので、今後も積極的に取り組んでほしい。

【こたろう】
踵からの着地でブレーキが大きく、また足の回転位置が低いのでスピードの割に体力を消費するフォームとなっている。ただそれでも地面をグングンと押して同世代では速いスピードを出せているので、お尻や腿裏に発達した筋肉と高い瞬発力を持っている。フォーム改善次第で大きくタイムを伸ばせるので、地味なトレーニングにもモチベーション高く取り組んでほしい。タイムに目標を持てることで一本一本の集中力が増すので、こちらからも促していく。

【りひと】
腕振りや着地について指導したことを自ら走りの中で意識できていた。途中何本か力を抜いてしまう疾走もあったが、フォームを意識するなどの目的があれば◎。りひとは自分でトレーニングを考える力があるので、全て全力の勝負をする必要はなく、感覚を確かめるなどフォーム意識の疾走を取り入れるなど全てに目的を持って取り組んでほしい。「どうやったら速くなるのか」などざっくりした質問でも良いので、トレーナーやライバルとの会話も増やして知見を広げていってほしい。

【たいせい】
踵からの着地で、着地位置が体より前方寄りで着地時のブレーキが大きい走りとなっている。その場の腿上げから段々歩幅を広げて進んでいく動きで改善を狙えるが、足を上げる筋肉(腸腰筋等)をフィジカルトレーニングで強化していくことが直近の課題。今回の正座からジャンプ等、楽しんで行えるトレーニングを多数提案していきたい。同年代のセイジと勝負する場面が多々あり、負けてもその場で落ち込むことはなく純粋に勝負を楽しめていた。

【ゆうま】
キック時の股関節伸展がさらに大きくなったことでストライドが広がり、腰の位置も高くなっていた。100mも多少の追い風があったとは言え、13秒00と好記録。ここにきてさらに調子を伸ばしている。腕を引いた時に肩が上がるのが課題であったが、上手く肩を後ろに水平移動させる形で肩が上がるのを抑えている。正剛が肩が上がっていると悩んでいた時も的確なアドバイスを送り、改善させるなど自身が伸び悩んだ時期の経験も活きてきている。

【りょうすけ】
「つま先着地を極めたい」と意気込んでおり、空き時間でも自主練習に励んでいた。踵着地とつま先着地では音が全く違うので、音を意識して改善させるのも手段の一つ。その甲斐もあり8秒6と好記録をマーク。格上のメンバーにも果敢に挑むなど気迫の高さが感じられた。苦労して習得したフォームは自分の財産となり、他人にアドバイスをする時にいろんな角度からアプローチができる。教える側にも教えられる側にもメリットがあるので、低学年の子たちに向けても積極的にアウトプットしていってほしい。

【じょうたろう】
50mでトップグループと走った時は7秒7と好記録をマーク。単純に瞬発力の高さと地面を押す筋肉(腿裏やお尻)の強さが感じられた。フォームに関して肩が上がってしまうのが直近の課題。肩が上がると重心が下がり、中間疾走ではスピードに乗りにくくなる。”腕をリラックスして振る””首を長くする”など意識の仕方もあるが、それでも改善できない場合は肩甲骨や肋骨周りなどのエクササイズが必要となってくるので、その際は伝える。

【せいごう】
はじめてのスパイクを使用した練習であり、いつもと感触が違った様子。しかし、走る中でスタートの出方や後半にかけて顔上げるタイミング、トップスピードを維持するための走り方など、スパイクに合わせた走りを模索できていた。左右の重心移動を行うために、体の重心を左右に揺さぶる動きがいつもより少なかった印象。体幹部を使うことで後半の走りに向けて、足の疲労を最小限に抑える走りを習得していきたい。

【なな】
スタートのフォームを引き続き試行錯誤していた。1人で7割程度の力で走る時はストライドが大きく走れているが、人と競争して全力の走りをする際には小股でストライドが縮小されている。階段の1段飛ばしや速い人のスタートを観察し、イメージを明確に持つことで改善が見られてきている。スタートがうまくいくと後半の加速も伸びのある走りができているため、今後もフォーム作りを行っていきたい。

【すみれ】
腕振りの位置を何度も映像とコーチに指導を仰ぎながら確認、修正を繰り返していた。競争する場面でも、腕が横振りになってしまう癖は見られず、きちんと前後方向に振ることができていた。その結果、体幹が安定し、足が後方に流れる癖も修正することができていた。指導を仰ぐ事と自身で考えること、双方ともバランスをよく取り込めている。この姿勢でフォーム修正を繰り返していきたい。

【かずま】
人と競争する場面でも足が後に流れずに、腿を前に出すようなイメージで走ることができている。特に後半の走りにおいて姿勢をきれいに保つことができており、伸びる走りが可能となっている。人と走る際に少し肩が上がり、首をすくめるようなフォームになってしまう。これにより腕振りが小さくなり、ストライドが狭くなる要因になる。走りの合間に肩の上げ下げを行うなど、肩回りをリラックスさせるワークを継続して行っていきたい。

【とらのすけ】
チームのリーダーを自ら買って出て、チームメイト全体をきちんとまとめあげてくれていた。特に初参加の友達に対して、トレーニングのやり方やマナーに対して指導を行うなど、先輩として正しい姿勢を見せることができていた。また自身の走りに関しても、映像を見ながらフォーム修正を繰り返していた。もったいない点としては、タイムが出ないことに悲観的になりすぎてしまうこと。フォーム修正に対しての考え方や、コーチの指導に対しての理解度は高いため、少しずつフォームを固めていってほしい。繰り返す中で少しずつフォームは習得していけるものであるため、継続してつま先接地や前後への腕振りなどの基礎的な要素を少しずつ習得してほしい。

【せいじ】
スタートから1本目ににおいて腕を大きく前方に振ることを意識してトレーニングに臨めていた。伸びしろとしては、足の接地。踵から接地しているため、ブレーキ要素の強い足の着き方で走ってしまっている。つま先から接地するフォーム修正していきたい。腿をあげる筋力や体幹の姿勢を保つ筋力は非常に高いレベルにあるため、これを活かした走りを作り上げていきたい。焦らず一つ一つ基礎フォームを本人に伝えて、習得させていきたい。

【りさ】
高い筋力に加えて、つま先接地やももを前に上げていく意識に関して基礎フォームが定着してきている。伸びしろとしては、地面を蹴って後に足が曲げ切らずに前出てしまっている点。地面を蹴った直後にかかとをお尻につけるように、膝を曲げ切った状態で足を前に出していけると◎。膝を曲げきった状態でのもも上げを走る前のウォーミングアップとして取り入れていきたい。

【まさき】
以前から取り組んでいるスタートのフォームにこだわってトレーニングを行っていた。依然としてスタートから小刻みなストライドで走ってしまっていることも多いが、周りの友達のフォームを研究することや腕振りを大きく気をつけることなどにより少しずつ改善がみられている。大きなストライドで走り始めることができた際は、後半伸びる走りができている。考える力は人一倍あるため、自身の映像や友達の走りを見る中で学びを深め、走りのイメージを作っていってほしい。

【ななこ】
中学校に進学しても陸上競技を続けると言うことで、今後はより自身でフォームについて考えていけるように知識をつけていきたい。ななこの強みは前傾姿勢がきれいに取れている点。これによりスタートから中盤への加速は非常にスムーズに行えている。伸びしろは後半局面。前傾姿勢を徐々に起こしていき、トップスピードが維持できるような接地や姿勢の保持の仕方を模索していきたい。コーチの指示に加えて自身でもいろいろな姿勢や体の使い方を試していけると◎。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

アルファプラス

東京都杉並区の済美山陸上競技場で活動する陸上クラブ/かけっこ教室!
練習を強制されず、自ら楽しむ自立したアスリートを育成します!
アルファプラス

ケンちゃんTwitter