短距離走はタイムという明確な指標があるためハッキリとした優劣がつくとともに、速く走っている姿は格好良く見えるものです。
速く走れるだけでクラスの人気者。
なんてこともあながち嘘ではないと思います。
小学生のうちに他人に誇れる自信を身に付けておくことは教育面から見てもプラスになるのは間違いないでしょう。
速く走れるのは才能?
“ウサイン・ボルトの遺伝子はCC型で瞬発力に長けている。”
なんて研究結果もあり、結局速く走れるのは生まれつきなのかとも感じてしまいますが、これはあくまで世界トップレベルの話です。
努力に努力を重ねてそれでも超えられない壁があり、その最後の助けが遺伝子レベルにあるというのなら納得ですが、陸上部の大会や、まして小学校のかけっこで遺伝子による差なんてものはほとんど皆無です。
“小学生が速く走るには努力と工夫”
今まで何百人と小学生の指導をしてきましたが、自身を持って断言できます。
ただし努力の方向性が違うと努力に見合う効果が得られないケースも当然あります。
例えば、走りのフォームに向き合わず毎日100mを10本!などとにかく走り込みをする場合です。
一昔前は「気合と根性で誰よりも多く走れ!」と熱血の陸上部がほとんどでしたが、それこそ努力と結果が釣り合わない典型例です。
私自身、学生時代は毎日走り込みをしていましたが思うように記録が伸びず、社会人になってから走りと真剣に向き合うようになり、週一回程度の練習で自己ベストを更新し続けています。
速く走るのトレーニングは量ではなく質を追求する
これだけスポーツ科学が発達した今。効率の良いフォームを追求し、トレーニングも漠然と走るのではなく一つ一つ目的を持って行う。
これがとても大切です。
速く走るのは才能でもなく、気合と根性でもなく、走りを学び、実践し、考える。
私はこの考えで結果を出し続けてきました。
とは言っても、まず何から始めればいいのかわからないと思いますので、次回からフォーム改善の方法を具体的に紹介していきます。
小学生が速く走るには、まず周りの大人が走りに詳しくならなくてはいけません。
陸上未経験の方でもわかりやすいよう解説致しますので、お子さんが目標のタイムで走れるまでどうかお付き合いください。
1週間で走りのフォームが変わり、1ヶ月で実際にタイムに表れてきます。
“必ず”結果に繋がりますので、胸をワクワクさせながら次の記事に進んでください!
⇒次回【フォーム改善の第一歩!自分のフォームを理解する】
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